FTX Europe子会社、ドバイで暗号資産取引提供の完全承認ライセンス取得

FTX Europe子会社、ドバイでMVPライセンス取得

暗号資産(仮想通貨)取引所を各国で展開するFTXの欧州・中東部門「FTX Europe」子会社「FTX Exchange FZE」が、ドバイ首長国で暗号資産取引サービスを提供する為の承認ライセンス(Minimum Viable Product:MVP)を取得したことを7月29日に発表した。なおMVPライセンスを取得したのは「FTX Exchange FZE」がドバイ初となる。

なおこのライセンスは、ドバイの規制当局であるドバイ暗号資産規制機関(Dubai Virtual Asset Regulatory Authority:VARA)より付与された。

「FTX Exchange FZE」は同ライセンス取得により、VARAの規制下のもと、適格機関投資家に対し、ドバイを含むアラブ首長国連邦(UAE)で暗号資産取引所と清算機関のサービスを提供ができるようになった。

「FTX Exchange FZE」は今年初め、VARAより仮承認ライセンスを取得しており、同地区におけるサービス提供に向け準備を進めていた。

UAEの都市ドバイは、ドバイ市のみで首長国を構成する、事実上の都市国家である。ただし、首長とは別に市長が置かれ、主に民政を担当している。

またVARAは、今年3月9日に公布されたドバイ暗号資産規制法により設置された暗号資産事業に関する規制当局だ。ドバイを含むアラブ首長国連邦(UAE)の暗号資産サービスプロバイダーのライセンス発行やコンプライアンス体制監督をする他、暗号資産取引所とサービスプロバイダーを規制して消費者保護を確保している。

 関連ニュース

ドバイがメタバース戦略、5年で40億ドルの経済効果見込む

FTX US、株式取引「FTX Stocks」を米国全州で提供開始

FTX JPが国内TVCM、エンゼルス大谷翔平選手を起用

FTX、イーサリアムのリキッドステーキング「Lido DAO(LDO)」上場へ

FTX、NFTマーケットプレイス「CRIPCO(IP3)」上場へ

参考:FTX
デザイン:一本寿和
images:iStocks/frantic00

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

一本寿和

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

合わせて読みたい記事

トランプ一族のDeFiプロジェクトがDeFi「エセナ」開発会社と提携。「ENA」追加購入も

次期米大統領ドナルド・トランプ(Donald Trump)氏とその家族が関わる暗号資産(仮想通貨)プロジェクト「ワールド・リバティ・ファイナンシャル(World Liberty Financial:WLF)」が、DeFi(分散型金融)プラットフォーム「エセナ(Ethena)」開発のエセナ・ラボ(Ethena Labs)と提携すると12月19日に発表した

【12/18話題】メルカリがイーサリアム保有者に毎月ポイント付与、メタプラネットがビットコイン購入資金調達など(音声ニュース)

ブロックチェーン・仮想通貨(暗号資産)・フィンテックについてのニュース解説を「あたらしい経済」編集部が、平日毎日ポッドキャストでお届けします。Apple Podcast、Spotify、Voicyなどで配信中。ぜひとも各サービスでチャンネルをフォロー(購読登録)して、日々の情報収集にお役立てください。

Sponsored

米財務省、北朝鮮の暗号資産マネーロンダリングネットワークに制裁

米国財務省外国資産管理局(OFAC)が、北朝鮮に送金されたデジタル資産のマネーロンダリングに関わったとして、ルー・フアイン(Lu Huaying)氏とチャン・ジエン(Zhang Jian)氏、およびUAE拠点のグリーン・アルパイン・トレーディング社(Green Alpine Trading)に制裁を科したと12月17日に発表した