【取材】日本企業のトークン発行等支援するBOBG、MEXC Globalと提携

BOBG、MEXC Globalと提携

日本企業のトークン発行や上場支援を行うボブジー(BOBG)が、暗号資産(仮想通貨)取引所「MEXC Global」とパートナーシップを締結したことが7月28日分かった。この提携により、ボブジーがサポートするプロジェクトのトークンについて、「MEXC Global」での上場および該当プロジェクトのグロースに関する包括的なサポートしていくとのことだ。

「MEXC Global」は2018年4月に設立され、現物取引、ETF、レバレッジ、先物取引などの暗号資産サービスを提供する暗号資産取引所。リリースによれば、「MEXC Global」は今年6月時点の24時間取引高では、世界7位でユーザー数は700万人ほどだという。

なおボブジーは、日本法人のトークン発行における諸問題の解決や、トークンの発行・運用・管理から暗号資産上場までをサポートする今年3月に設立されたシンガポール拠点の企業。7月12日に40万ドル(約5,400万円)の資金調達を、web3アクセラレーターのアリーバスタジオ(Arriba Studio)、クリプトゲームス(CryptoGames)、ダブルジャンプトウキョウ(double jump.tokyo)、ステイクテクノロジーズ(Stake Technologies)のCOO石川駿氏より行なっている。

BOBG代表取締役の増山健吾氏へ取材

「あたらしい経済」編集部は、BOBG代表取締役の増山健吾氏へ取材を行った。

−−MEXC Globalと国内取引所のトークンの上場プロセスは、具体的にどう違うと考えていますか?

大きくは上場までにかかる時間に大きな違いがありまして、その要因となっているのは「審査プロセスの複雑さ」と考えています。 海外取引所は、早ければ1ヶ月ほどで上場が可能です。もちろんプロジェクトに対する審査(トークノミクス、コミュニティサイズ、スマートコントラクト等)を経て、スケジュールやマーケティングイベント、諸費用の調整、そして最終的には契約書を交わした上での上場になります。

日本に比べて比較的規制面がそこまで強くなく、取引所独自の審査基準をクリアしていれば、取引所<>プロジェクト間のみで推進できます。 国内取引所については、IEO, 上場共に一定の審査基準があり、またその書類準備にもそれなりの時間を要します。

海外取引所と比べると、(顧客保護の観点では優れているかもしれませんが)スピードは遅いと言わざるを得ません。 特に MEXC Global は新興プロジェクトも積極的に評価いただける稀有な取引所であり、内部のリサーチチーム、審査チームも非常にスピーディにご対応をいただける印象を持っています。

−−また今BOBGは、どんなトークンをサポートしているのでしょうか?

現在、Ethereum, Polygon, Astar/Shiden, Oasys の4チェーンをサポートしています。また、上場/非上場含め様々なお問い合わせをいただいており、どのPJTも前向きに提携を相互検討している状態です。 既に『My Crypto Heroes』『NFT Wars』『Isekai Battle』についてはサポートを発表しておりまして、引き続きサポートプロジェクトについては随時プレスリリースを掲載させていただきます。

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

竹田匡宏

兵庫県西宮市出身、早稲田大学人間科学部卒業。
「あたらしい経済」の編集者・記者。

兵庫県西宮市出身、早稲田大学人間科学部卒業。
「あたらしい経済」の編集者・記者。

合わせて読みたい記事

【12/20話題】NTTドコモのERC6551搭載ゲームβ版、「暗号資産を国民経済に資する資産とするための緊急提言」正式承認など(音声ニュース)

ブロックチェーン・仮想通貨(暗号資産)・フィンテックについてのニュース解説を「あたらしい経済」編集部が、平日毎日ポッドキャストでお届けします。Apple Podcast、Spotify、Voicyなどで配信中。ぜひとも各サービスでチャンネルをフォロー(購読登録)して、日々の情報収集にお役立てください。

Sponsored