フォビグループがドバイで仮承認ライセンス
大手暗号資産(仮想通貨)取引所フォビグループ(Huobi Group)が、アラブ首長国連邦(UAE)のドバイで暗号資産取引サービスを提供する為の仮承認ライセンス(MVP)を取得したことが7月22日分かった。
このライセンスは、ドバイの規制当局であるドバイ暗号資産規制機関(Dubai Virtual Asset Regulatory Authority:VARA)より付与された。
フォビグループは同ライセンス取得により、VARAの規制下のもと、ドバイで一連の取引所商品とサービスの提供が可能になるとのこと。同社のUAE法人「Huobi Investment FZE」まずはプロの投資家をターゲットに、現物取引とOTC取引サービスを提供する予定とのことだ。
そして今後は、ドバイの個人投資家にもサービスを拡大する予定とのこと。またドバイに地域本部を設立し、従業員を拡充するという。
なお引き続きフォビグループは、VARAの要件に準拠しながら、永久ライセンスの取得を目指すとしている。
アラブ首長国連邦(UAE)の都市ドバイは、ドバイ市のみで首長国を構成する、事実上の都市国家である。ただし、首長とは別に市長が置かれ、主に民政を担当している。
またVARAは、今年3月9日に公布されたドバイ暗号資産規制法により設置された暗号資産事業に関する規制当局だ。ドバイにおける暗号資産の発行、取引、承認を監督しており、また暗号資産取引所とサービスプロバイダーを規制して消費者保護を確保している。
フォビグループは今年6月、ドバイでDIFC(ドバイ国際金融センター)イノベーションライセンスを取得したことを発表している。
DIFCは、アラブ首長国連邦ドバイの臨海部にある金融特区で、中東・アフリカ・南アジア(MEASA:Middle East・Africa・South Asia )地域を代表するグローバル金融センターだ。DIFCイノベーションライセンスの取得により、テクノロジーエコシステムへのアクセスやテクノロジーの研究開発支援、精勤優遇措置などが受けられるとのことだ。
またフォビグループは現在、日本や韓国、ジブラルタル、ニュージーランドなどで暗号資産関連サービスのライセンスを取得している。
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参考:プレスリリース
デザイン:一本寿和
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