クーコイン、トレーディング企業SIGから約13億円調達

クーコインがSIGから約13億円の投資

暗号資産(仮想通貨)取引所クーコイン(KuCoin)が、クオンツトレーディング企業「サスケハナインターナショナルグループ(Susquehanna International Group:SIG)」から、約13億円(1,000万ドル)の戦略的投資を受けたことが7月21日分かった。

クーコインはこの資金を使用して、プラットフォームインフラストラクチャをアップグレードし、プロダクトのラインナップを充実させるとのこと。またクーコインのグローバル展開と、雇用計画にも資金を利用する予定だという。

さらにクーコインとSIGは、インキュベーションや投資、コンサルティングを通じて、クーコインの独自ブロックチェーンである「KCC(KuCoin Community Chain)」上に構築されたプロジェクトを共同で支援していくとのことだ。

なお「KCC」はイーサリアム(Ethereum)のネットワーク遅延と高いガス代の解決を目的に構築されたEVM(イーサリアム仮想マシン)互換のパブリックブロックチェーンだ。

クーコインは2017年9月にローンチし、2018年11月にラウンドAで約26億円(2000万ドル)を調達している。また今年5月にはプレシリーズBラウンドで約200億円(1.5億ドル)を調達し、その際に企業評価額が約1.3兆円(100億ドル)に達していた。

また現在クーコインは、暗号資産現物取引における中央集権取引所(CEX)では、バイナンス(Binance)、FTX、コインベース(Coinbase)、クラーケン(Kraken)に続き5位に位置する取引所である(7/22コインマーケットキャップ調べ:平均取引高・流動性などから割り出した独自スコアによるランキング)。

関連ニュース

暗号資産取引所クーコインが約200億円調達、評価額は約1.3兆円に

新興国にDeFiツール提供「XLD Finance」、約17億円調達

【取材】web3企業shiftbaseがCCCから資金調達、そして代表交代の理由は?

アニモカブランズ約100億円調達、評価額約8000億円に

日本法人のトークン発行等サポートする「BOBG」、アリーバ・DJT・石川駿らから資金調達

参考:KuCoin
デザイン:一本寿和
images:iStocks/ChrisGorgio

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

一本寿和

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

合わせて読みたい記事

【11/21話題】ビットコイン9万6000ドル突破、ホワイトハウス初の暗号資産ポスト新設検討かなど(音声ニュース)

ビットコイン9万6000ドル突破、トランプの政策に期待、トランプ陣営、ホワイトハウス初の暗号資産ポスト新設を検討か=報道、アスター、新ロードマップ「Astar Evolution Phase 1.5」発表、ASTRがオプティミズムスーパーチェーン進出へ、オンチェーン分析のArkham、米国で暗号資産の現物取引所立ち上げへ、コインベースウォレットが「USDC Rewards」導入、保有だけでAPY4.7%、韓国最大の野党、暗号資産課税の免除額引き上げの改正案を提出=報道、FTX元幹部ゲイリー・ワン、暗号資産詐欺事件で実刑を免れる、韓国大手の暗号資産取引所Upbit、「ジャスミーコイン(JASMY)」取り扱い、コインベースにミームコイン「Floki(FLOKI)」上場へ、ジェミナイ、フランスで正式にサービス展開、ビットフィネックス証券、エルサルバドルで「トークン化米国債券」提供へ、21シェアーズ、「Ethereum Core ETP」にステーキング機能追加、EVM互換のL1ブロックチェーン「Monad」、テストネットを段階的に公開へ、1SECと丸井グループが資本提携、ブロックチェーン活用の新しいファンエンゲージメントモデル構築で

Sponsored