「223」がProtocol Labsと提携
福岡拠点の独立系ベンチャーキャピタル「F Ventures」が主催する、web3領域の起業家向けインキュベーションプログラム「223」が、IPFSやFilecoinなどを開発する「Protocol Labs」と戦略的パートナーシップを締結したことが7月21日分かった。
「223」は、4ヶ月間でweb3領域での挑戦・事業運営に必要な知識のインプットと事業の磨き込みを行い、世界で戦う起業家の輩出することを目指すプログラムだ。プログラムで採用されたプロジェクトには、web3関連の特別講座や、メンタリング、月次報告会、投資家を招待するデモデイ、投資検討、オフィス提供などが実施される。
なお募集期間は5月24日〜6月10日で、10プロジェクト程度を募集するとしていた。また活動期間は6月末〜10月上旬で、デモデイは10月8日または9日となっている。
今回の提携によりProtocol Labsは、web3プロジェクトの開発・プロダクト作りや、トークノミクスを含むweb3プロジェクトのファンドレイズなどのテーマから、メンバーのニーズに合わせた2つの特別講座を実施するとのこと。
また参加者は、Protocol Labsのメンバーに対して、技術的な相談や資金調達の相談などを含むメンタリングを依頼することが可能だという。さらにProtocol Labsによる投資検討も可能とのことだ。
なお「223」のメインサポーターは、同じく国内でweb3特化インキュベーションプログラムやweb3関連事業を展開する「Fracton Ventures」や、シンガポール拠点のアクセラレータ「Next Web Capital」。そしてサポーターには日本円連動ステーブルコインを発行する「JPYC」が名を連ねている。
「F Ventures」はこれまで、P2E、GameFi、NFT、DeFi、L2プロトコル関連のWeb3企業に10社以上投資してきた実績がある。今回のメインサポーターである「Next Web Capital」にも投資している。同社はWeb3の分野のスピード感やカルチャーにとても魅力を感じており、今後も積極的に投資するとしている。
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デザイン:一本寿和
images:iStocks/pgraphis