「旅行で稼ぐ」ルーラトークン、IEOに向けBitgateとプロジェクト開始

ルーラトークンのIEO実現に向けプロジェクト開始

観光に特化したデジタル通貨「ルーラコイン」を全国展開しているルーラと、国内暗号資産取引所Bitgate(ビットゲート)が、暗号資産(仮想通貨)「ルーラトークン」のIEO実現に向けたプロジェクトを開始したことが7月8日分かった。

発表によると「ルーラトークン」は、「Travel to Earn」をコンセプトにした暗号資産。同トークンを所有することで、全国の観光地で使える「VIPチケット」が付与され、そのチケットを使い、観光地での特別な体験や、限定の宿泊プランやツアーへの参加など、観光地支援に繋がる様々な体験を得ることができる予定だという。

また、ルーラが運営する観光DAOに参加することも可能となり、収益分配だけでなく、ルーラコインの決済(決済金額の1%が自動で寄付される)で集まった観光支援予算を活用して、新しい観光商品の開発や観光地の整備、観光プロモーションの実行など、様々な観光支援策を起案したり、投票することができるとのことだ。

なおルーラが現在取り扱っている「ルーラコイン」は、全国の温泉地や観光地の加盟店でのみ利用できる地域デジタル通貨だ。1ルーラコイン=1円として現在、12地域、91店舗で利用することが可能となっており、本年中には50地域、500店舗に拡大予定とのこと。「ルーラコイン」を採用する各店からは、多くの観光地からは新しい客層が増えた、客単価が向上した、全体的な売上が増加したなどの声が上がっていると発表されている。

なお「ルーラコイン」には、イーサリアムのL2ソリューションであるポリゴン(MATIC)ネットワークが採用されている。

IEO(Initial Exchange Offering)とはトークンによる資金調達を暗号資産取引所が支援し、具体的には主体となって発行体のトークンを販売するモデルのことだ。

国内においてIEOを実施したのは、Hashpalette(ハッシュパレット)によるコインチェックでのパレットトークン(Palette Token/PLT)と、サッカーJ2リーグに加盟する「FC琉球」によるGMOコインでの「FCRコイン(FCR)」となっている。

関連ニュース

HashPortがインバウンドメディア「MATCHA」のIEO支援、「旅行して稼ぐ」トークン上場に向け

ZaifでIEO実施へ、コミッションサービス「Skeb」発表

フォビジャパンでIEO検討、パレット(PLT)のゲーム「De:Lithe Φ 」

コインブックとDMM BitcoinでIEOへ、「Nippon Idle Token(NIDT)」上場に向け基本合意書が締結

【取材】FC琉球がIEOで約10億円調達も「FCR」大幅下落、GMOコインのルール変更も影響か

デザイン:一本寿和
images:iStocks/BadBrother

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

合わせて読みたい記事

バイナンスのHODLer Airdropsで「1000CAT」と「PENGU」取り扱い開始、シードタグ銘柄として上場も

大手海外暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンス(Binance)が、エアドロップサービス「ホドラー・エアドロップ(HODLer Airdrops)」において、暗号資産(仮想通貨)「シモンズ・キャット:Simon's Cat(1000CAT)」および「プディー・ペンギンズ:Pudgy Penguins(PENGU)」を取り扱うことを12月16日に発表した

【12/17話題】リミックスポイントがイーサリアム追加購入、NTMAXのステートレスL2決済ソリューションなど(音声ニュース)

ブロックチェーン・仮想通貨(暗号資産)・フィンテックについてのニュース解説を「あたらしい経済」編集部が、平日毎日ポッドキャストでお届けします。Apple Podcast、Spotify、Voicyなどで配信中。ぜひとも各サービスでチャンネルをフォロー(購読登録)して、日々の情報収集にお役立てください。

Sponsored

Ethena Labs、トークン化ファンド「BUIDL」裏付けのステーブルコイン「USDtb」公開

DeFi(分散型金融)プラットフォーム「エセナ(Ethena)」開発のエセナ・ラボ(Ethena Labs)が、「ブラックロック・米ドル機関投資家向けデジタル流動性ファンド(BlackRock USD Institutional Digital Liquidity Fund:BUIDL)」に裏付けられたステーブルコイン「USDtb」をローンチした。同社が公式ブログにて12月16日発表した