DMM Bitcoinが金連動のZPG取扱開始へ
国内暗号資産(仮想通貨)取引所のDMM Bitcoinが、暗号資産ジパングコイン(ZPG)の取り扱いを近日中に開始することを7月4日に発表した。
ジパングコイン(ZPG)は三井物産の子会社である三井物産デジタルコモディティーズが発行する暗号資産であり、金(ゴールド)価格におおむね連動することを目指し運用されている。これまではコモディティトークンの暗号資産販売所デジタルアセットマーケッツが、ジパングコインを取り扱っていた。ビットコインやイーサなど主要な暗号資産を取り扱う取引所への上場は、DMM Bitcoinが初のケースとなる見込みだ。
なおDMM Bitcoinは現物取引では、ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、リップル(XRP)、ビットコインキャッシュ(BCH)、ライトコイン(LTC)、ステラルーメン(XLM)、イーサリアムクラシック(ETC)、ベーシックアテンショントークン(BAT)、オーエムジー(OMG)、モナコイン(MONA)、エンジンコイン(ENJ)、トロン(TRX)の12銘柄を取り扱っている。
またレバレッジ取引では、ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、リップル(XRP)、ビットコインキャッシュ(BCH)、ライトコイン(LTC)、ステラルーメン(XLM)、イーサリアムクラシック(ETC)、ネム(XEM)、ベーシックアテンショントークン(BAT)、クアンタム(QTUM)、オーエムジー(OMG)、モナコイン(MONA)、テゾス(XTZ)、エンジンコイン(ENJ)、シンボル(XYM)、トロン(TRX)、カルダノ(ADA)、ポルカドット(DOT)、アイオーエスティー(IOST)の19銘柄が取り扱われている。
ジパングコイン取扱における取引方法などについては、現時点では公表されていない。なおジパングコインの発行システムにおける基盤ブロックチェーンには、bitFlyer Blockchain が開発したエンタープライズ向けブロックチェーン「miyabi」が採用されている。
三井物産デジタルコモディティーズのジパングコイン担当者へ取材
あたらしい経済編集部は三井物産デジタルコモディティーズの辰巳喜宣氏へ取材を行なった。
−−DMM Bitcoinで取り扱われる意義について、どのようにお考えでしょうか?
当社では取扱交換所を増やすことを最優先課題としており、新たにDMM Bitcoinへ上場することで、より多くの投資家の皆様に選択肢として提供できることを嬉しく思います。
−−2022年後半のジパングコインの展望について、教えていただけますでしょうか?
引き続き取扱交換所を増やすと共に、投資家の皆様の希望する機能・役割を追求します。
デザイン:一本寿和
images:iStocks/Ninja-Studio