米コインベースでXCN、METIS、MONA、AST、MEDIA上場へ

米コインベースで5銘柄上場へ

米大手暗号資産(仮想通貨)取引所コインベース(Coinbase)で、ERC-20トークンのチェーン:Chain(XCN)、メティスダオ:MetisDAO(METIS)、モナヴィール:Monavale(MONA)、エアスワップ:AirSwap(AST)、SPLトークンのメディアネットワーク:Media Network(MEDIA)の計5銘柄が上場することが6月27日分かった。

発表によるとこれら5銘柄は流動性条件が満たされ次第、「コインベースドットコム(Coinbase.com:販売所)」及び、同社提供の個人トレーダー向けプラットフォーム「コインベース・エクスチェンジ(CoinbaseExchange)」にて、6月28日9時(太平洋標準時)以降に取引開始される予定とのことだ。

取引ペアについては、5銘柄それぞれUSDをサポート後、段階的にUSDTをサポートするとのこと。また取扱いは、米コインベースのサービス対象全地域での対応となっている。なお日本は対象外だ。

コインベースは新規上場の「検討中」および「計画中」暗号資産リストを公開しており、今回上場する5銘柄は同リストに記載がされていた銘柄となる。

またMETIS、MONA、AST、MEDIAの4銘柄は、新規銘柄や市場で取引量が比較的少ない銘柄に付ける「Experimental label(実験的ラベル)」の対象通貨となっている。このラベルは、市場の状況で取引量が増えた場合に削除される。 

各暗号資産について

Chainは、クラウドとシークエンスを利用したブロックチェーン・クラウド・インフラストラクチャを提供している。XCNはガバナンストークンとして利用される。

XCNは現在、フォビグローバル(Huobi Global)やクーコイン(KuCoin)、ゲート(Gate.io)、ポロニエックス(Poloniex)、 MEXCなどの暗号資産取引所の他、ユニスワップV2(Uniswap V2)やパンケーキスワップV2(PancakeSwap V2)などの分散型取引所(DEX)で取り扱われている。現在の時価総額は約2,680億円となっている(6/28 コインマーケットキャップ調べ)。

MetisDAOは、イーサリアム(Ethereum)のL2ソリューション「Metis Rollup」を開発している。METISはネットワーク取引手数料の支払いに利用される。

METISは現在、クーコイン(KuCoin)、ゲート(Gate.io)、ポロニエックス(Poloniex)、ジェミナイ(Gemini Green)、OKX、MEXCなどの暗号資産取引所の他、ユニスワップV2(Uniswap V2)およびV3やスシスワップ(Sushiswap)、パンケーキスワップV2(PancakeSwap V2)などの分散型取引所(DEX)で取り扱われている。現在の時価総額は約130億円となっている(6/28 コインマーケットキャップ調べ)。

Monavaleは、NFTやメタバース対応のweb3ファッションプラットフォーム「DIGITALAX」を開発している。MONAはユーティリティトークン及びガバナンストークンとしても機能する。

MONAは現在、ユニスワップV2(Uniswap V2)などの分散型取引所(DEX)で取り扱われている。現在の時価総額は約10億円となっている(6/28 コインマーケットキャップ調べ)。

AirSwapは、イーサリアム上に構築された分散型P2P取引ネットワークだ。また分散型金融(DeFi)取引システムに特化した開発者DAOでもある。ASTはユーティリティトークンとして機能する。

ASTは現在、バイナンス(Binance)やフォビグローバル(Huobi Global)、ゲート(Gate.io)OKXなどの暗号資産取引所の他、ユニスワップV3(Uniswap V3)などの分散型取引所(DEX)で取り扱われている。現在の時価総額は約21億円となっている(6/28 コインマーケットキャップ調べ)。

Media Networkは、スマートコントラクトによって実施されるコミュニティ駆動型のコンテンツデリバリネットワーク(CDN)だ。MEDIAはユーティリティトークンとして機能する。

MEDIAは現在、FTXなどの暗号資産取引所の他、レイディウム(Raydium)などの分散型取引所(DEX)で取り扱われている。現在の時価総額は約8億円となっている(6/28 コインマーケットキャップ調べ)。

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参考:コインベース
デザイン:一本寿和
images:iStocks/dalebor・Ninja-Studio

この記事の著者・インタビューイ

一本寿和

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
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