米コインベースでTIME、DEXT、DREP、JUP、MUSE上場へ

米コインベースで5銘柄上場へ

米大手暗号資産(仮想通貨)取引所コインベース(Coinbase)で、暗号資産クロノテック:Chrono.tech(TIME)、デックスツールズ:DEXTools(DEXT)、ドレープ:Drep(DREP)、ジュピター:Jupiter(JUP)、ミューズ:Muse(MUSE)の5銘柄が上場することが6月22日分かった。

発表によるとこの5銘柄は流動性条件が満たされ次第、「コインベースドットコム(Coinbase.com:販売所)」及び、同社提供の個人トレーダー向けプラットフォーム「コインベース・エクスチェンジ(CoinbaseExchange)」にて、6月23日9時(太平洋標準時)以降に取引開始される予定とのことだ。

取引ペアについては、各5銘柄それぞれUSDをサポート後、段階的にUSDTをサポートするとのこと。また取扱いは、米コインベースのサービス対象全地域での対応となっている。なお日本は対象外だ。

コインベースは新規上場の「検討中」および「計画中」暗号資産リストを公開しており、今回上場する5銘柄は同リストに記載がされていた銘柄となる。

またこの5銘柄は、新規銘柄や市場で取引量が比較的少ない銘柄に付ける「Experimental label(実験的ラベル)」の対象通貨となっている。このラベルは、市場の状況で取引量が増えた場合に削除される。 コインベースでは昨日、暗号資産ディファイイールドプロトコル:DeFi Yield Protocol(DYP)、アレフドットアイエム:Aleph.im(ALEPH)、ホッパー:Hopr(HOPR)、マス:Math(MATH)、パールスィック:PARSIQ(PRQ)、イラスト:Elastos(ELA)の6銘柄が上場している。

各暗号資産について

Chrono .techは、労働者雇用プラットフォームLaborX、プラズマベースの取引所TimeX、暗号資産給与ソリューションPaymentXといった人材採用、請求書発行、支払いを促進するツールとサービスを構築している。TIMEはステーキングに利用できる。

TIMEは現在、クーコイン(KuCoin)やゲート(Gate.io)などの暗号資産取引所の他、パンケーキスワップV2(PancakeSwap V2)などの分散型取引所(DEX)で取り扱われている。現在の時価総額は約26億円となっている(6/23 コインマーケットキャップ調べ)。

DEXToolsはDeFi(分散型金融)関連のリアルタイムデータ分析ツールを提供している。DEXTはDEXToolsのユーティリティトークンとして機能する。

DEXTは現在、ポロニエックス(Poloniex)などの暗号資産取引所の他、ユニスワップV2(Uniswap V2)やパンケーキスワップV2(PancakeSwap V2)などの分散型取引所(DEX)で取り扱われている。現在の時価総額は約18億円となっている(6/23 コインマーケットキャップ調べ)。

Drepはブロックチェーンのバーチャルマシンと外部アプリケーションとの間のデータ転送を可能にするプロジェクトだ。ルートチェーンとサブチェーンからなる二層構造のブロックチェーンで、EVM(イーサリアム仮想マシン)とWASM(ウェブアッセンブリ)のスマートコントラクトに対応している。DREPは、ネットワーク手数料支払いに利用できる。

DREPは現在、バイナンス(Binance)やゲート(Gate.io)などの暗号資産取引所で取り扱われている。現在の時価総額は約31億円となっている(6/23 コインマーケットキャップ調べ)。

Jupiterは全ての人がブロックチェーンへのアクセスを可能にすることを目的としたプロジェクトだ。分散型アプリケーション(dApp)作成フレームワークを提供している。

 JUPは現在、クーコイン(KuCoin)などの暗号資産取引所の他、ユニスワップV2(Uniswap V2)やパンケーキスワップ(PancakeSwap)及びV2などの分散型取引所(DEX)で取り扱われている。現在の時価総額は約13億円となっている(6/23 コインマーケットキャップ調べ)。

MuseはMUSE DAOインフラストラクチャで構築されたコミュニティ所有のNFTマーケットプレイス「PEPESEA」を提供している。MUSEは、MUSE DAOのガバナンストークンだ。

MUSEは現在、ゲート(Gate.io)などの暗号資産取引所の他、分散型取引所(DEX)ユニスワップV2(Uniswap V2)で取り扱われている。現在の時価総額は約4億円となっている(6/23 コインマーケットキャップ調べ)。

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参考:コインベース
デザイン:一本寿和
images:iStocks/dalebor・Ninja-Studio

この記事の著者・インタビューイ

一本寿和

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

「あたらしい経済」編集部
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