コインブックとDMM BitcoinでIEOへ、「Nippon Idle Token(NIDT)」上場に向け基本合意書が締結

コインブックとDMM BitcoinでIEOへ

国内暗号資産交換業者であるcoinbook(コインブック)およびDMM Bitcoinが、オーバースとIEOに係る基本合意書を締結したことが分かった。2つの取引所に対し、IEOの審査が進むのは国内で初の事例だ。

オーバースはgumiや東京通信を株主に持つ企業。新しいアイドルグループの組成を目的に今年3月に設立されている。

オーバースの発表によると、今回締結した合意書に基づき、今後受託販売契約を締結後、「Nippon Idle Token(NIDT)」のIEO及び暗号資産交換所における取引開始を目指すとのことだ。

「Nippon Idle Token(NIDT)」は、新しいアイドルグループの組成及び活動のために発行されるイーサリアムベースの暗号資産で、利用者はNIDTを通じてアイドル活動の応援及び支援が行えるという。

2023年初にIEOを実施し、春にはアイドルグループのメンバー募集と選考を行い、夏にはグループ結成を目指しているようだ。デビューについては冬を予定しているとのこと。

またアイドル分野において著名な有識者を総合プロデューサーに迎える方向で準備しているとのことで、アイドルグループのマネジメントや楽曲制作及び販売についても、豊富な経験のある企業と業務提携を行い、事業を推進していくとしている。

なお現在のところ国内においてIEOを実施したのは、Hashpalette(ハッシュパレット)によるコインチェックでのパレットトークン(Palette Token/PLT)と、サッカーJ2リーグに加盟する「FC琉球」によるGMOコインでの「FCRコイン(FCR)」となっている。

なおファントークン発行プラットフォーム「FiNANCiE」を展開するフィナンシェ、通話コミュニティSNS「Yay!」を運営するナナメウエがIEO実施に向けて動いていることが表明されている。

関連ニュース

【取材】FC琉球がIEOで約10億円調達も「FCR」大幅下落、GMOコインのルール変更も影響か

SNS「Yay!」運営ナナメウエ、HashPortとIEO向けパートナーシップ

フォビジャパン、IEO事業参入へ準備開始

フィナンシェとコインチェック、「FiNANCiE」独自トークンIEOに向け契約締結

コインチェックがIEO銘柄「パレットトークン(PLT)」販売結果発表、申込金額244億円突破

デザイン:一本寿和
images:iStocks/pgraphis

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

合わせて読みたい記事

【12/20話題】NTTドコモのERC6551搭載ゲームβ版、「暗号資産を国民経済に資する資産とするための緊急提言」正式承認など(音声ニュース)

ブロックチェーン・仮想通貨(暗号資産)・フィンテックについてのニュース解説を「あたらしい経済」編集部が、平日毎日ポッドキャストでお届けします。Apple Podcast、Spotify、Voicyなどで配信中。ぜひとも各サービスでチャンネルをフォロー(購読登録)して、日々の情報収集にお役立てください。

Sponsored