「もっとビットコインエンジニアを増やしたい!」|Bitcoin Hackathon for Mobile Developer イベントレポート

入賞チーム

Ken Shishido賞 ー 「チーム長野から来た」

塾講師を例に、「時間を売る商売において延長料金を払われない問題を解決したい。」という想いのもと、開発は終わらなかったものの、Bluetoothとマルチシグを用いた1分単位でのマイクロペイメントの構想を笑いと共に届けてくれました。

東京ビットコインミートアップオーガナイザー 宍戸 健氏より、賞品として0.1BCHが贈られました。

Ken Shishido賞 ー 「チーム長野から来た」

Yenom賞 ー「sumo」

「歩いて、痩せて、稼げる。二度おいしいダイエット支援アプリ sumoウォレット」は、OP_RETURN に目標歩数を入れ、それに満たなかった場合は自分のビットコインがバーンされるというアプリ。今後の展望として、歩数をランキング化し上位がビットコインをもらえる機能追加に加え、その際の不正を検知するために、チーム制やモバイルならではのGPS導入などの構想を話してくれました。
賞品として、Yenomから「ビットコインしろTシャツ」が贈られました。

Yenom賞 ー「sumo」

HashHub賞 ー「Team crypto」

転売チケットの高価格化を防ぐべく、multisigとlocktimeを使って、転売フローにチケット販売元を挟むことで定価での販売を実現したアプリです。チケット情報はブロックチェーンにて管理されます。
賞品として、協賛のHashHubから「1ヶ月間ホットスペースの無料利用権」が贈られました。

HashHub賞 ー「Team crypto」

第3位 ー「MatrixWallet」

たった2人でオフチェーン×オンチェーンのアトミックスワップを実装したMatrixWalletチーム。今回はBCH(オンチェーン)とBTC(ライトニング)のアトミックスワップに成功。高い技術力でやりきり「動画ではわかりにくいですが、コードを見てください。」と力強い一言をくれました。
第3位の賞品として、協賛のBitcoin.comから「0.25BCH」が贈られました。

第3位 ー「MatrixWallet」

第2位 ー「Craft Chain」

「モバイルでの投票は手軽さのあまり、無責任な投票をしている人が多い。」そう話すCraft Chainチームは、大学のミスコンを例に、ビットコインを用いることで一票に重みを出すアプリを開発しました。重みをだすほかにも、OP_RETURN、multisig、Timelockを用いて応援メッセージの投稿や、出場者へのインセンティブ設計を実現しました。
第2位の賞品として、協賛のBitcoin.comから「0.5BCH」が贈られました。

第2位 ー「Craft Chain」

第1位 ー 「Clock Wallet」

第1位は、遺産相続を楽にする「Clock Wallet」チーム。「遺産相続で起こる問題は、少子高齢化のこれからもっと増えていく」と課題をあげ、指定した年月が経つと、指定したユーザが引き出せるClock Walletを開発しました。アプリを閉じる際にトランザクションを発行することで、ウォレットにありがちな秘密鍵紛失・スマホ故障などの問題にも対応しました。審査員のHashHub 宮本 丈 氏からは「なぜこの類のアプリが出てないのか不思議、早く出した方がいい。」と太鼓判をもらい、映えある第1位を獲得しました。
第1位の賞品として、協賛のBitcoin.comから「1BCH」が贈られました。

第1位 ー 「Clock Wallet」
第1位の賞品として、協賛のBitcoin.comから「 1 BCH 」が贈られました。

審査員の安土 茂亨 氏・宮本 丈 氏からは、「想定以上のレベルに驚きました。単純に嬉しいです。」と喜びの言葉を、Bitcoin.comのジェラルド氏・ポール氏からも、本ハッカソンに対する賞賛の言葉をいただきました。

 

最後はお待ちかね、懇親会!

ピザとビールを両手に抱え、チームを超えて交流し、2日間の疲れを飛ばしました。ところどころで聞こえてくる喜び、無念、ビットコインへのワクワク感を含んだ声、そして全員での記念撮影写真に映る笑顔は「ビットコインのエンジニアを増やしたい!」と意気込んだ運営の私たちに、ビットコインのポテンシャルの大きさを改めて感じさせてくれました。

懇親会の様子
最後に集合写真、笑顔と疲れが垣間見えます。

第二回の開催決定!

今回はCryptoAge、Yenom共に初めてのハッカソン運営でした。今回の反省を活かし、第2回のハッカソン開催も決定しました!第2回のご参加もお待ちしております!!
申し込みはこちらから!!

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

溝口慎也

株式会社Yenom デザイナー
1992年生まれ、三重県伊勢市出身。

2016年にSIerを退職し、3人目のメンバーとしてYenomにジョイン。ユーザー体験の設計など、プロダクトの質に関わるUXデザインを中心に、必要になったことはBizdevやCS、広報まで幅広く担当。


株式会社Yenom
「ビットコインで、世界を遊ぶ。」をミッションに掲げ、ビットコイン初心者の方でも簡単に使える「とびきりやさしいビットコイン・ウォレットアプリ Yenom」や、Swift用OSSライブラリ「BitcoinKit 」を開発・運営している。

株式会社Yenom デザイナー
1992年生まれ、三重県伊勢市出身。

2016年にSIerを退職し、3人目のメンバーとしてYenomにジョイン。ユーザー体験の設計など、プロダクトの質に関わるUXデザインを中心に、必要になったことはBizdevやCS、広報まで幅広く担当。


株式会社Yenom
「ビットコインで、世界を遊ぶ。」をミッションに掲げ、ビットコイン初心者の方でも簡単に使える「とびきりやさしいビットコイン・ウォレットアプリ Yenom」や、Swift用OSSライブラリ「BitcoinKit 」を開発・運営している。

合わせて読みたい記事

日本初ビットコイン国際カンファレンス「Bitcoin Tokyo 2024」開催(9/21・22)

日本初のビットコイン特化の国際カンファレンス「Bitcoin Tokyo 2024」が9月21日と21日の2日間、東京・渋谷で開催される。米国ベンチャーキャピタルFulgur Venturesの日本法人フルグル合同会社とライトニングネットワーク関連事業を手掛ける株式会社Diamond Handsが共催する。

日本のweb3の未来のために今から何をすべき?(神田潤一 / 近藤秀和 / 柏木崇志 / 稲葉大明 / 設楽悠介)

国内の大手企業らがバリデータに参加し共同運営する、国産ブロックチェーン「Japan Open Chain」。このチェーンのコンソーシアム管理会社である日本ブロックチェーン基盤が主催したクローズドイベントが先日開催された。イベントには「Japan Open Chain」バリデータ企業に加え、多くの国内企業のweb3担当者や有識者が集った。