OpenSeaでのNFT購入で、別NFTと暗号資産での決済可能に
NFTマーケットプレイスのオープンシー(OpenSea)が、新たにNFTマーケットプレイスプロトコル「シーポート(Seaport)」を5月21日に発表した。
「Seaport」では、購入者が所有するNFTとトークンを組み合わせて、販売者のNFTと交換取引できるようになる。これまでは、販売されているNFTの購入方法はイーサなどの暗号資産決済のみだった。
つまり100ETH相当のNFTを、購入者は暗号資産60ETHと「40ETH相当のNFT」を組み合わせて支払い、取得することができるようになるようだ。また「Seaport」では、NFTオークション時に投銭(ティッピング)機能も追加されているとのこと。
そして「Seaport」のコアとなるスマートコントラクトは、オープンソースで提供されるとのこと。また「Seaport」は分散化されており、オープンシーはコントラクトの所有者でもなく、自由にコードをアップグレードできるわけでもないとしている。
発表では「このプロトコルはOpenSeaだけのものではなく、NFTのすべての構築者、クリエーター、コレクターのためのものです」と説明されている。
例えば、ラリブル(Rarible)など他のNFTマーケットプレイスも「Seaport」を活用できるようだ。
ちなみに「Seaport」のスマートコントラクト監査は、OpenZeppelinがセキュリティレビューを行い、Trail of Bitsがプロトコル監査を実施したとのことだ。
参考:OpenSea
images:istocks/dalebor
デザイン:一本寿和