エルサルバドルがビットコイン関連国際会議を開催へ
エルサルバドル共和国政府が、32ヵ国の中央銀行と12ヵ国の金融当局を含めた44ヵ国の代表者を集め、ビットコインを議題にした国際会議を開催することが分かった。エルサルバドルのナジブ・ブケレ(Nayib Bukele)大統領が自身のツイッターで明らかにした。
この国際会議は5月17日から3日間開催されるとのこと。議題については「金融包摂」および「非銀行利用者に対する銀行業務」、「デジタル経済」、そして「エルサルバドルにおけるビットコインの展開とそのメリット」を予定しているとのことだ。
またブケレ大統領のツイッターによると、会議に参加するのは以下の中央銀行および金融規制当局だ。
参加組織
サントメ・プリンシペ中央銀行、パラグアイ中央銀行、アンゴラ中央銀行、ガーナ銀行、ナミビア銀行、ウガンダ銀行、ギニア共和国中央銀行、マダガスカル中央銀行、ハイチ共和国銀行、ブルンジ共和国銀行、エスワティニ中央銀行、エスワティニ財務省、ヨルダン中央銀行、ガンビア中央銀行、ホンジュラス国立銀行保険委員会、マダガスカル財政・予算省トレゾア総局、モルディブ通貨管理局、 ルワンダ国立銀行、ネパール・ラストラ銀行、ケニア・サッコ協会規制当局、パキスタン国立銀行、コスタリカ金融監督庁、エクアドル国民経済連携総監部、エルサルバドル中央銀行、エジプト中央銀行、ヨルダン中央銀行、ナイジェリア中央銀行、セネガル経済・財務・計画省、ドミニカ共和国銀行監督局、モーリタニア中央銀行、コンゴ中央銀行、アルメニア中央銀行、バングラデシュ銀行
エルサルバドルは昨年9月に世界で初めてビットコインを法定通貨化した国家だ。
なお国際通貨基金(IMF)はエルサルバドル政府に対してビットコインを法定通貨として扱うことを見直すように勧告したことが今年1月25日に分かっている。
なおエルサルバドル政府は国としてビットコインの購入を続けており、今月10日にもビットコイン500BTCを追加購入しており、同政府のビットコイン合計保有額は2,301BTCとなっている。
なお4月28日には、エルサルバドルに続き中央アフリカ共和国もビットコインを法定通貨に採用することを発表している。
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参考:ブケレ氏Twitter
デザイン:一本寿和
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