SBIデジタルマーケッツ、シンガポールで投資運用ライセンス取得

SBIデジタルマーケッツが投資運用ライセンス取得

シンガポール拠点のSBIデジタルマーケッツ(SBI Digital Markets:SBIDM)が、シンガポールの中央銀行で金融規制当局でもあるMAS(シンガポール金融管理局)からキャピタルマーケットサービス(Capital Markets Services:CMS)ライセンスの原則承認を取得したことが5月10日分かった。

CMSは機関投資家向けに債券や株式、オルタナティブ商品の発行・流通、関連事業のアドバイザリー業務やカストディ業務などのサービスを提供していく上で必要なものとのこと。

またこの原則承認は、SBIデジタルマーケッツの目指すシンガポールを中心としたデジタルアセットエコシステムの構築に向けた大きな一歩となるとのことだ。

SBIデジタルマーケッツは、SBIグループのSBIデジタルアセットホールディングスの子会社で、東南アジアの機関投資家向けにデジタルアセットソリューションを駆使した金融サービスを提供すべく2020年に設立された。

SBIデジタルマーケッツは今年1月、今回の原則承認取得に向け、タイの大手銀行であるサイアム商業銀行の子会社、SCB10X(エスシービーテンエックス)から出資を受けている。なお受けた出資額については明らかになっていない。

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参考:SBI
デザイン:一本寿和
images:iStocks/pgraphis・Sushiman

この記事の著者・インタビューイ

一本寿和

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

「あたらしい経済」編集部
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