フレームダブルオーのDEVプロトコル、DAO開発キット「Clubs」発表

フレームダブルオーのDEVプロトコル、DAO開発キット「Clubs」発表

日本発オープンソースの分散型ミドルウェア「DEVプロトコル」を開発するフレームダブルオーが、DAO(自律分散型組織)の開発キット「Clubs」を5月10日に発表した。「Clubs」は、「DEVプロトコル」をプロジェクトに組み込むことができるキットだ。

「Clubs 」を使うと、同社が今年2月にリリースしたクリエイター向けDAOツール 「Niwa」で発行したソーシャルトークンを瞬時にアップグレードし、分散型ファンディングの真価を発揮するDAO向けポータルをローコードで開発出来きるという。

「Clubs」には、トークンをステーキングする人(ステイカー)特典としての「Perks」、コミュニティ向けアロケーション機能、オークションとコマース機能、クエスト機能などが含まれているとのこと。

なお「Clubs」は近日中に公開予定で、5月中に「Clubs」を活用したパートナーシップも公表される予定だとのこと。

同社は昨年4月にスイスのツーク州で新会社「Dev Null AG」を設立した。「Dev Null AG」は新たな経営体制の下、プロトコルのガバナンスを強化するとともに、DAOの実現への展開を加速していくことを目標としていた。

昨年4月に「あたらしい経済」編集部が、フレームダブルオー代表取締役社長の原麻由美氏へスイスのツークに拠点を移した理由を聞いたところ「クリプトに関する規制がすでに整っていること、行政レベルでのクリプトフレンドリーな姿勢(ちなみに資本金はETHで支払いました)、クリプトに関して世界最高レベルの弁護士ファームの存在、クリプトバレーでビジネスすることのネットワーク効果、スイス人のライフワークバランスを重視する温厚な姿勢が日本人にも通じると共感したため」と5つ理由をあげて、説明してくれた。

この記事の著者・インタビューイ

竹田匡宏

兵庫県西宮市出身、早稲田大学人間科学部卒業。
「あたらしい経済」の編集者・記者。

兵庫県西宮市出身、早稲田大学人間科学部卒業。
「あたらしい経済」の編集者・記者。

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