テキサス州フォートワース市がビットコインマイニング参入、米国市政府として初

テキサス州フォートワース市がビットコインマイニング参入

米テキサス州のフォートワース市が、米国の市政府として初めてビットコインマイニングに参入することを4月26日に発表した。

フォートワース市は、テキサスに拠点を置く非営利団体テキサスブロックチェーン協議会(Texas Blockchain Council)と共同で、6か月に及ぶビットコインマイニングのパイロットプログラムを実施する。マイニングマシン3台を市庁舎のデータセンターに設置し、24時間体制で稼働させるとのことだ。

なおマイニングには、テキサスブロックチェーン協議会から寄付された、ビットメイン製ASICマシンであるアントマイナーS9が利用されるとのこと。

フォートワース市の市長マティー・パーカー(Mattie Parker)氏は「ブロックチェーン技術と暗号資産が金融の世界に革命を起こす中、私たちはフォートワースを技術に優しい都市に変えたいと考えています。これらの小さく強力なマシンは、フォートワースがテクノロジーとイノベーションの主要拠点となるためのより大きなコミットメントを示しています」とコメントしている。

またテキサスブロックチェーン協議会の創設者であるリー・ブラッチャー(Lee Bratcher)氏は「フォートワースは小規模から始め、学びながらテキサスのビットコイン採掘の中心地となるべく成長していくでしょう。テキサス州全体としては、すでに世界のビットコイン採掘の中心地としての地位を確立しています」と述べている。

中国によるマイニング規制後、アメリカはビットコインマイニングにおけるシェアを大幅に伸ばしている。ケンブリッジ大学のデータによると、2021年8月時点でアメリカのシェアは3割を超えているとのことだ。

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参考:Fort Worth CityCambridge Bitcoin Electricity Consumption Index
デザイン:一本寿和

images:iStocks/LongQuattro・typhoonski

この記事の著者・インタビューイ

小俣淳平

「あたらしい経済」編集部
一橋大学2年生
真面目で温厚な20歳。大学1年生のころにブロックチェーンに出会い、その革新性に衝撃を受け、ブロックチェーン業界に足を踏み入れた。勢いのままに学内で「OneLab」というサークルを立ち上げ、週一で活動している。

「あたらしい経済」編集部
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