米コインベース、BUSD上場へ
米大手暗号資産(仮想通貨)取引所コインベース(Coinbase)で、バイナンスの米ドルステーブルコインであるバイナンスUSD:Binance USD(BUSD)が上場することが4月27日分かった。
また同社提供の個人トレーダー向けプラットフォーム「コインベース・エクスチェンジ(CoinbaseExchange:旧Coinbase Pro)」でもBUSDの取り扱いが開始されるとのこと。
コインベースは今月12日、今後新規上場する可能性がある暗号資産50銘柄のリストを公開した。BUSDは同リストに記載されていた銘柄となる。なおバイナンスチェーンのBEP-2規格のBUSDではなく、イーサリアム(ETH)基盤のERC-20規格のトークンでBUSDをサポートするという。
BUSDの「Coinbase.com」での取引開始は、4月27日9:00(太平洋標準時)以降の予定となっている。また「コインベース・エクスチェンジ」でも流動性条件が満たされ次第、同日時以降で取引開始される予定とのことだ。
BUSDの取り扱いは、米コインベースのサービス対象全地域で対応するとのこと。なお日本は対象外となる。
取引ペアについては、BUSD-USD、BUSD-USDTとなるとのこと。
バイナンスUSDは、バイナンスと暗号資産インフラ企業パクソス(Paxos)が発行する、米ドルと1:1の価値でペッグされたステーブルコイン。PAXとBUSDの裏付け資産は96%が現金または現金相当物で、4%が米国財務省証券となっており、ニューヨーク州金融サービス局(NYDFS)によって承認されている。また特徴としては、高速かつ低コストな取引が可能で、イーサリアム(ETH)基盤のERC-20トークンと、バイナンス・チェーンのBEP-2トークンでサポートされている。
現在BUSDは、バイナンス(Binance)などの暗号資産取引所で取り扱われている。現在の時価総額は約2兆2,582億円となる(4/27 コインマーケットキャップ調べ)。
またコインベースは昨日、オアシスネットワーク:Oasis Network(ROSE:ローズ)の新規上場を発表している。
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参考:Twitter
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