ツイッターが有料スペース等で暗号資産を試験導入、ストライプ提供

ツイッターが有料スペース等で暗号資産を試験導入、ストライプ提供

ツイッターと決済インフラ企業ストライプ(Stripe)が、収益を暗号資産で受け取ることのできる機能を一部のツイッターユーザーに試験導入したことを4月22日に発表した。

ツイッター社は、「Stripe Connect」というプロダクトを通して「Super Follows」や「Ticketed Spaces」などに取り入れた。「Super Follows」は、ユーザーがフォロワー向けにユニークな有料コンテンツを作成することができるサービスで、「Ticketed Spaces」は、音声でのスペースのライブイベント配信ができる機能だ。「Stripe Connect」とは、ソフトウェアプラットフォームやマーケットプレイスが簡単に支払いインフラを組み込むためのプロダクトで、KYCにも対応している。

まずストライプは、ポリゴン(Polygon)ネットワークの米ドルステーブルコイン「USDC」での支払いに対応するとのこと。ストライプがポリゴンネットワークを選んだのは、手数料の安さ、スピード、イーサリアムとの統合、幅広いウォレットの互換性があるからだという。また今後対応するブロックチェーンを増やす予定とのことだ。

ツイッター社のクリエイター向けプロダクトリードのエスター・クロフォード(Esther Crawford)氏は、次のようにコメントしている。

「ツイッターは、人々が今起こっていることについて会話を交わす場所です。私たちは、そのような会話を促進するクリエイターがお金を稼ぎ、視聴者と新しい方法でつながることができるよう支援することに注力しています。クリエイターが報酬を得る方法をより多く選択できるよう、ストライプを通じて暗号資産による報酬の提供を開始することに興奮しています」

参考:ストライプ
デザイン:一本寿和
images:iStocks/Sundry-Photography・sumkinna

この記事の著者・インタビューイ

竹田匡宏

兵庫県西宮市出身、早稲田大学人間科学部卒業。
「あたらしい経済」の編集者・記者。

兵庫県西宮市出身、早稲田大学人間科学部卒業。
「あたらしい経済」の編集者・記者。

合わせて読みたい記事

【4/9話題】Progmatが農中信託銀行・あおぞら銀行・ケネディクスから資金調達、リップルがHidden Roadを買収へなど(音声ニュース)

ブロックチェーン・仮想通貨(暗号資産)・フィンテックについてのニュース解説を「あたらしい経済」編集部が、平日毎日ポッドキャストでお届けします。Apple Podcast、Spotify、Voicyなどで配信中。ぜひとも各サービスでチャンネルをフォロー(購読登録)して、日々の情報収集にお役立てください。

Sponsored

米国初のXRP連動レバレッジ型ETF「XXRP」、TeucriumがNYSEアーカで提供開始

テウクリウム(Teucrium)による暗号資産(仮想通貨)エックスアールピー(XRP)に連動したレバレッジ型ETF(上場投資信託)「XXRP(Teucrium 2x Long Daily XRP ETF)」が、米シカゴの証券取引所「NYSEアーカ(NYSE Arca)」で4月7日より提供開始された。テウクリウムが同日に発表した。XRP連動のレバレッジ型ETFの上場は米国で初となる

トランプ一族のDeFiプロジェクト、USD連動ステーブルコインのテストエアドロップ提案

ドナルド・トランプ(Donald Trump)大統領とその家族が関与する暗号資産(仮想通貨)プロジェクトのワールド・リバティ・ファイナンシャル(World Liberty Financial:WLFI)が、独自トークンである「WLFI」の保有者に対し実施する、米ドル連動型ステーブルコイン「World Liberty Financial USD(USD1)」のテスト・エアドロップを4月8日に提案した