ビットバンクがエンジンコイン上場へ
国内暗号資産(仮想通貨)取引所「bitbank(ビットバンク)」で、新たに暗号資産エンジンコイン:Enjin Coin(ENJ)が上場することが4月19日分かった。ENJの取り扱いは4月26日より現物取引所(板取引)にて開始される予定だ。
なおビットバンクが新規通貨上場したのは、3月14日より取引開始したボバネットワーク(BOBA)以来となる。
発表によるとビットバンクはENJを、日本円(JPY)とビットコイン(BTC)との取引ペアで取り扱うとのこと。共に最小注文数量・取引単位は0.0001ENJとなっており、最大注文数量は日本円で400,000ENJ、ビットコインで40,000ENJとなっている。
なおビットバンクではENJの上場により現物取引所での取り扱い暗号資産は計15銘柄となる。現在ではビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、リップル(XRP)、ビットコインキャッシュ(BCH)、ライトコイン(LTC)、モナコイン(MONA)、ステラルーメン(XLM)、クアンタム(QTUM)、ベーシックアテンショントークン(BAT)、オーエムジー(OMG)、シンボル(XYM)、チェーンリンク(LINK)、メイカー(MKR)、ボバネットワーク(BOBA)が取り扱われている。
なお現在ENJを取り扱っている国内取引所はGMOコイン、DMM Bitcoin、コインチェック、OKコインジャパンとなっており、ビットバンクでENJ取り扱いは5例目となる。
以下2022.4.20 12:40追記
ビットバンク事業開発部担当者へ取材
「あたらしい経済」編集部がエンジンコインの取り扱い理由について、ビットバンク事業開発部担当者へ取材したところ、以下の回答が得られた。
エンジンコイン(ENJ)とは、世界最大級のゲームコミュニティプラットフォームとして、オンラインゲームに特化したプロダクトを提供するプロジェクトです。
ENJは、Enjin Platform上のゲーム内決済通貨としての使用やENJの価値に裏付けされたゲーム内アイテムを生成するために使用することができます。
2017年11月より稼働を開始したエンジンコインは、2009年に創業された老舗ゲームコミュニティ企業のEnjin Pte Ltd.により運営されており、国内外問わずブロックチェーンゲーム開発者およびユーザーから大きな指示を得ているプロジェクトです。bitbankでは、より多くの方にエンジンコインを通じてブロックチェーンゲームの世界を体験していただきたく当コインの選定を行いました。
また加えて当該通貨は、2022年3月28日に日本暗号資産取引業協会(JVCEA)より導入された新制度、「グリーンリスト」に認定された17銘柄(2022年4月19日時点)に含まれていることから、これまでの上場プロセスが簡略化されていることも今回の選定の理由に繋がっております。
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参考:ビットバンク
デザイン:一本寿和
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