パラスポーツ団体「日本ボッチャ協会」がFiNANCiEでトークン発行

「日本ボッチャ協会」がFiNANCiEでトークンを発行

次世代クラウドファンディングサービス「FiNANCiE(フィナンシェ)」が、「一般社団法人日本ボッチャ協会」のトークン発行と販売の開始を4月7日発表した。パラスポーツ団体として初のトークン発行となる。

「日本ボッチャ協会」は、パラスポーツ「ボッチャ」を通じて障がいの有無の関係が無いインクルーシブな社会の実現を目指す組織。「ボッチャ」は重度脳性麻痺者もしくは同程度の四肢重度機能障がい者のために考案されたスポーツだ。同協会では日本国内の肢体不自由児者を中心とした障がいのある方の競技力向上を目指し、すべての障がい者、および健常者に対して広く一般的にボッチャの振興と普及をミッションに活動している。

今回FiNANCiE上で発行されるトークンは「ボッチャトークン」として販売されるという。販売売上は主にコミュニティで発案されたアクティビティや、各種企画の実施へ活用する予定とのこと。

また発表によると「ボッチャトークン」の発行に際し、ボッチャを通じてインクルーシブな社会について考えるコミュニティ「Bラボ」を立ち上げるとのことだ。そして「Bラボ」発足に当たり、ロンドンブーツ1号2号・田村淳氏が主宰するオンラインコミュニティ「田村淳の大人の小学校」とのコラボレーションが実現したという。

「ボッチャトークン」購入者は特典として、チーム運営の一部に携われる投票企画への参加や参加型イベントへの招待、特典抽選への応募などの権利が得られる。投票はトークン保有数に応じて投票数が多くなる仕組みや保有しているトークン数の割合によって抽選特典の当選確率が変動する仕組みとなっている。また一定のトークンを保有しているサポーターには限定の特典も提供されるとのことだ。

現在発表されている投票企画案として、「公式キャラ “ボッチャマン”企画投票」や「欲しいグッズアイテム投票」がある。また抽選特典案としては「 “ボッチャマン” グッズプレゼント」や「JBoA公式ボッチャ大会へのご招待」、「田村淳の大人の小学校」池袋秘密基地(gather)での CYBER BOCCIA S 体験」などがある。

トークンの初回販売期間は4月7日11時から5月23日22時の予定だ。

なお「ボッチャトークン」の販売メニューは全6種類が用意されており、現在一部が公開されている。公開されているメニューは10,000ptと100,000ptのもので、それぞれで獲得できるトークンと特典が異なる。

限定12口の100,000ptのメニューでは100,000pt分の「ボッチャトークン」付与に加え、「東京パラリンピックメダリストとのスペシャル交流会」や「ボッチャ日本選手権決勝SPECIAL SEAT観戦」、「BOCCIA COLLECTION – GOLD」などがある。なおFiNANCiEポイント(pt)は、FiNANCiEプラットフォーム上でのみ使用できるポイントのことで1pt=1円で購入できる。

また「ボッチャトークン」は FTとして、金融商品取引法上の有価証券ではなく、資金決済法上の暗号資産(仮想通貨)でもないとのことだ。

「あたらしい経済」編集部は今回の取り組みに関して、一般社団法人日本ボッチャ協会 代表理事である澤邊芳明氏より以下のコメントを得た。

『パラリンピックの競技団体は、長い間、ボランティアの有志による活動に支えられ、団体の運営資金の調達に苦労してきました。東京オリンピックパラリンピックの開催決定以降、徐々に補助金やスポンサー企業からの支援も集まるようになり、選手の育成や海外遠征、そして大会の開催などができるようになりました。この活動をフィナンシェ上にも広げることで、より多くの方にご興味をお持ちいただき、ボッチャトークンを活用した、新しい競技団体の姿を作っていきたいと思っています。ぜひ、この新しい取り組みにご参加ください。』

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この記事の著者・インタビューイ

一本寿和

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

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