内村航平選手が引退記念にNFT販売へ
プロ体操選手の内村航平氏が現役引退を迎えるにあたり、NFTアート作品の販売を行うことが3月11日分かった。
発表によると今回のNFTは、似顔絵の世界大会である「ISCAカリカチュア世界大会2016」で総合優勝した田村大氏が手掛けた作品と内村航平氏のサイン入り現役最後の演技動画の2種類とのこと。
田村氏の作品「Memorial Art of Gymnastics Legend -KOHEI UCHIMURA × DAI TAMURA-」は、販売数1点でNFTマーケットプレイスのオープンシー(Opensea)にてオークション形式で販売。決済はイーサリアムとなる。オークション期間は3月17日21:00より1週間が予定されている。なお予定最低入札価格は400万円相当のETH(イーサリアム)とのことだ。
また演技動画のNFT「内村航平NFT名誉会員証 with LIVE Sign.」は、3月12日に開催された「KOHEI UCHIMURA THE FINAL」で演技した内村航平氏の現役最後の体操6種目の動画と、直筆映像、メッセージ動画一式をデジタルフォトフレームにセットにしたもので、3月下旬より300点限定で販売するとのこと。
こちらについてはクレジットカードによる定価販売で予定価格は8万円とのこと。ブロックチェーンについてはLINEの「LINE Blockchain」を採用しているとのことだ。
両作品ともに、3月11日夜に公開される予定の特設サイト「KOHEI UCHIMURA PROJECT」より直接販売ページにアクセスできるとのこと。
なお「あたらしい経済」が広報担当者へ確認を取ったところ、田村大氏が手掛けた作品は実物の作品をデジタル化しNFTアートとして販売するとのこと。実物の作品は内村航平氏にプレゼントされるという。なお同マーケットプレイスでの作品の2次流通以降は、販売元へ収益還元されるコントラクトも組んでいるとのことだった。
NFTとは
「NFT(Non Fungible Token:ノンファンジブル・トークン)」とは、代替が不可能なブロックチェーン上で発行されたトークンを指す。NFTの規格で発行されたトークンは、そのトークン1つ1つで個別の価値を持つ。そのためNFTを画像や映像などのデジタルデータと紐付けることで、デジタルデータの個別の価値を表現することに活用されている。
なおNFTという言葉は現在幅広く活用されており、活用するブロックチェーンやマーケットプレイスの種類によって、その機能や表現できる価値が異なる可能性があることには留意が必要だ。
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