FTX、機関投資家向けサービス提供に向け「FTX Access」設立

FTX、機関投資家向けサービス提供に向け「FTX Access」設立

暗号資産(仮想通貨)取引所などを運営するFTXが、機関投資家向けサービス提供の為の新部門「FTX Access(FTX アクセス)」を立ち上げたことが3月9日分かった。

「FTX Access」の主な事業として、まずは暗号資産へのエクスポージャーに関心のある機関投資家向けに、アドバイザリーサービスやインデックス商品、取引執行、分析ツール、資本導入の提供を予定しているとのこと。

今後については、カストディやデリバティブ、ストラクチャード商品、その他の資産運用商品の提供も検討しているという。

FTXのCEOであるサム・バンクマンフリード(Sam Bankman-Fried)氏は「FTX Access」立ち上げについて、「世界の金融情勢において暗号資産が果たす役割は拡大し続けており、それに伴い、暗号資産をバランスシートに加えようとする機関投資家が殺到しています」とし、「こうした機関が暗号資産のエコシステムにシームレスに移行できるよう、私たちはFTX Accessを立ち上げ、企業に身近なサービスを提供するようにしました」と発表にて説明している。

またFTXは「FTX Access」米国部門のリーダーにグスタボ・ミゲル(Gustavo Miguel)氏を任命した。ミゲル氏は以前、暗号資産取引所コインベース(Coinbase)の元グローバル責任者や米金融大手のモルガン・スタンレー(Morgan Stanley)に務めた経歴を持つ人物だ。

FTXは7日、欧州と中東への事業拡大に向け「FTX Europe」を設立したことを発表したばかりだ。現在「FTX Europe」は、スイスに持株会社を持ち、FTXの欧州および中東への事業展開を目的とした部門として運営されている。また中東キプロス共和国にも地域本部を設置しているとのこと。

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参考:FTX
デザイン:一本寿和
images:iStocks/LUNAMARINA・shironosov

この記事の著者・インタビューイ

一本寿和

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

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