熊本県天草市が電子商品券発行へ
ブロックチェーンを活用したデジタル「プレミアム付商品券」を発行する情報プラットフォームが、新たに熊本県天草市へ提供されることが2月28日分かった。
なおこのプラットフォームはSBIホールディングス株式会社、九州電力株式会社及び株式会社筑邦銀行の3社による合弁会社「株式会社まちのわ」が提供している。
またこの情報プラットフォーム基盤には、米R3社開発のエンタープライズ向けブロックチェーン「Corda(コルダ)」が採用されている。「Corda」は、SBIの子会社であるSBI R3 Japanが国内での販売およびサポートを行っているブロックチェーンだ。
ブロックチェーン/分散台帳技術を活用して地域通貨や商品券を電子的に発行することで、利用者は、申込から購入(チャージ)、決済までの一連の手続きなどをスマートフォンのアプリ上で行うことが可能となるという。
天草市の経済部産業政策課へ確認を取ったところ、この情報プラットフォームを利用して、独自の電子商品券スマホアプリ「天草のさりー」を提供するとのこと。
同アプリでは、スタートキャンペーン参加者に1人当たり3,000円分の電子商品券が進呈される他、対象児童1人あたり5万円分支給される「子育て特別クーポン」の電子版が利用できるとのこと。これらクーポンの利用は市内の対象店舗となる。
すでに利用申し込みなどは始まっており、電子クーポンの利用は3月上旬から開始するとのことだ。
なお紙クーポンでなく、電子クーポンを選択すると受給を3月、5月、7月の最大3回に分けることもできるとのことだ。これにより、紙であれば8月31日までの使用期限が12月31日まで延長もできるようだ。
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参考:SBI
デザイン:一本寿和
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