Amber Group、約230億円の資金調達
グローバルに事業展開する暗号資産(仮想通貨)金融サービス事業者アンバー・グループ(Amber Group)が、資金調達ラウンドで約230億円(2億ドル)を調達したことが2月24日分かった。これにより同社の企業評価額は約3,449億円(30億ドル)となったとのこと。
この資金調達ラウンドは、シンガポール政府が所有する投資会社テマセク(Temasek)が主導し、セコイア・チャイナ(Sequoia China)、パンテラ・キャピタル(Pantera Capital)、タイガーグローバル(TigerGlobal)などの既存株主が参加したとのこと。
今回アンバー・グループが集めた資金は「欧州や米国における機関投資家向けビジネスをサポートするための人材採用」や同社の提供する暗号資産の利回りを提供する消費者向けアプリ「ホエールフィン(WhaleFin)」と、同社のクリエイター向けのインフラストラクチャーサービスである「オープンバース(OpenVerse)」のグローバル展開に利用されるとのことだ。
シンガポールに本社があるアンバー・グループは、アジア、欧州、米国に拠点を持ち、グローバルに事業を展開するデジタルアセットプラットフォームのリーディングカンパニーだ。投資、融資、取引などデジタルアセット関連のあらゆるサービスを、世界中の機関投資家および個人投資家に提供している。
なおアンバー・グループの日本法人であるWhaleFin Holdings Japan(ホエールフィン・ホールディングス・ジャパン)は今月1日、国内暗号資産取引所ディーカレットを買収したことを発表している。
またアンバー・グループは、オーストラリア、英国、日本、スイスにて金融規制当局の承認を受けており、今後も戦略的買収を行い、新たな市場を世界中に拡大するとしている。
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参考:プレスリリース
デザイン:一本寿和
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