アニモカブランズ、モータースポーツゲーム開発会社買収
ブロックチェーンゲーム開発やNFT分野への投資を行うアニモカブランズ(Animoca Brands)が、モータースポーツゲーム開発のグリース・モンキー・ゲームズ(Grease Monkey Games)を買収したことが2月17日分かった。なお今回の買収額は明らかにされていない。
グリース・モンキー・ゲームズはオーストラリアのメルボルンを拠点とし、ホンダや日産、トヨタなどのグローバルな自動車メーカーにサービスを提供するゲーム開発会社兼パブリッシャー。モバイルとPCでは、4500万回以上ダウンロードされた自社オリジナルIPゲームも開発しており、現在は新しくメジャーなモータースポーツのゲームタイトルを開発中だ。
アニモカブランズは今回の買収について「グリース・モンキー・ゲームズはブロックチェーンの統合、ファンジブルトークン、NFT、Play-to-Earn(P2E/遊んで稼ぐ)機能、シナジーの機会、製品発売に取り組む」とし、「特にアニモカ・ブランズのP2EモータースポーツゲームREVV モータースポーツ(REVV Motorsport)のエコシステムに関する取り組みを調整するためにアニモカブランズと緊密に連携する予定」と発表にて説明している。
なおグリース・モンキー・ゲームズの経営陣は、買収後も同社の運営を継続するとのことだ。
今月15日にアニモカブランズは、ベンチャーアクセラレーターのブリンク(Brinc)と提携し、P2E形式のゲーム開発スタートアップを通じて、ゲームプレイヤーなど多くの人が収入を得ることを目的とする、約35億円規模の「ギルド・アクセラレーター・プログラム(Guild Accelerator Program)」を立ち上げた。
また同日、日本に戦略的子会社「Animoca Brands株式会社(Animoca Brands Japan)」の設立を発表した。そして同子会社は今年1月にシードラウンドで約11億円の資金調達をしたことも併せて発表している。
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参考:アニモカブランズ
デザイン:一本寿和
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