グッチ、「The Sandbox」のバーチャルな土地「LAND」取得

GUCCIが「LAND」取得

イタリアのラグジュアリーブランドであるグッチ(Gucci)が、NFT活用のメタバースゲームを開発する「The Sandbox(サンドボックス)」のバーチャルな土地である「LAND(ランド)」を取得したことが2月10日に分かった。なお取得価格については明らかになっていない。

グッチが取得した「LAND」上には「グッチヴォールト(GucciVault)」と称されるブランドが展開されるようだ。Discordに開設されている「グッチヴォールト」のチャンネルを確認すると、「グッチヴォールト」ではメタバース関連のファッションやNFTを販売する仮想店舗となるようだ。

なお以前グッチは、オンラインゲーミングプラットフォーム「ロブロックス(Roblox)」に、メタバース空間「グッチガーデン(GucciGarden)」も開設していた。

企業の「LAND」の取得事例としては、昨年12月のコンサルティングファームPwC香港の購入などがある。

「The Sandbox」には著名人の参入も進んでおり、ラッパーのスヌープ・ドッグ(Snoop Dogg)が「The Sandbox」の中に彼の邸宅のデジタル・レプリカを作成している。そしてアディダス(adidas)も同様にadidasロゴの土地「adiVerse」を作成している。

また「The Sandbox」は昨年11月にソフトバンクの「Vision Fund 2」を中心とした投資家から約105億円(9,300万ドル)を調達したことを明らかにしている。

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参考:Twitter
デザイン:一本寿和
images:iStocks/massimofusaro・Svetlana-Borovkova

この記事の著者・インタビューイ

一本寿和

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

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