グレイスケール初のETFがNY証券取引所で取引開始、コインベースなど22社のインデックスで運用

グレイスケール初のETF上場

米暗号資産(仮想通貨)運用会社グレイスケール(Grayscale Investments)初のETF(上場投資信託)が、ニューヨーク証券取引所(NYSE)で上場したことが分かった。

グレイスケール初のETF「Grayscale Future of Finance ETF(グレイスケール・フューチャー・オブ・ファイナンスETF)」はティッカーシンボル「GFOF」で2月1日より取引が開始している。

このETFは暗号資産の値動きを直接トラッキングせず、「Bloomberg Grayscale Future of Finance Index(ブルームバーグ・グレイスケール・フューチャー・オブ・ファイナンス・インデックス)」に基づき運用されるとのこと。

このインデックス(指数)は、今後2年以内にデジタル経済の成長と総売上に大きく貢献すると予測された企業のパフォーマンスをトラッキングしたものだ。

選出されている企業は「金融基盤」、「デジタル資産インフラ」、「技術ソリューション」の3つのカテゴリーに分けられており、コインベース(Coinbase)やシルバーゲートキャピタル(SilvergateCapital Corporation)、ロビンフッド(Robinhood Markets)、ペイパル(PayPal Holding)、ギャラクシーデジタル(Galaxy Digital Holdings)、バックト(Bakkt Holdings)、ブロック(Block:旧スクエア)など22社。四半期毎にリバランスされる予定となっている。

なお現在グレイスケールでは、主要暗号資産によって構成されるファンド「グレースケール・デジタル・ラージ・キャップ・ファンド:Grayscale Digital Large Cap Fund(GDLC)」やDeFi(分散型金融)10銘柄で構成される「Grayscale DeFi Fund」も運用している。

関連ニュース

グレイスケールが大手銀行BNYメロンと提携、ビットコインETFの準備開始

グレースケールの暗号資産ファンドに、ソラナ(SOL)とユニスワップ(UNI)が追加

次はビットコイン「現物」ETF承認か、グレースケールがGBTCをETFに転換申請

グレースケールの暗号資産ファンドに、ソラナ(SOL)とユニスワップ(UNI)が追加

参考:グレイスケール
デザイン:一本寿和
images:iStocks/LongQuattro・kieferpix

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

合わせて読みたい記事

【11/21話題】ビットコイン9万6000ドル突破、ホワイトハウス初の暗号資産ポスト新設検討かなど(音声ニュース)

ビットコイン9万6000ドル突破、トランプの政策に期待、トランプ陣営、ホワイトハウス初の暗号資産ポスト新設を検討か=報道、アスター、新ロードマップ「Astar Evolution Phase 1.5」発表、ASTRがオプティミズムスーパーチェーン進出へ、オンチェーン分析のArkham、米国で暗号資産の現物取引所立ち上げへ、コインベースウォレットが「USDC Rewards」導入、保有だけでAPY4.7%、韓国最大の野党、暗号資産課税の免除額引き上げの改正案を提出=報道、FTX元幹部ゲイリー・ワン、暗号資産詐欺事件で実刑を免れる、韓国大手の暗号資産取引所Upbit、「ジャスミーコイン(JASMY)」取り扱い、コインベースにミームコイン「Floki(FLOKI)」上場へ、ジェミナイ、フランスで正式にサービス展開、ビットフィネックス証券、エルサルバドルで「トークン化米国債券」提供へ、21シェアーズ、「Ethereum Core ETP」にステーキング機能追加、EVM互換のL1ブロックチェーン「Monad」、テストネットを段階的に公開へ、1SECと丸井グループが資本提携、ブロックチェーン活用の新しいファンエンゲージメントモデル構築で

Sponsored