アルゼンチンサッカー「CAリーベル」、チリーズ「Socios. com」でファントークン発行へ

CAリーベル、チリーズ「Socios. com」でファントークン発行へ

アルゼンチンリーグ加盟のプロサッカークラブ「CAリーベル・プレート(Club Atlético River Plate)」が、ファンエンゲージメントプラットフォーム「Socios.com(ソシオスドットコム)」にて公式ファントークンを発行することが2月1日分かった。

発表によると「CAリーベル」の公式ファントークン「$RIVER」の販売時期および価格などの詳細については、近日中に公開されるという。

なお「Socios.com」がアルゼンチンリーグのサッカークラブと提携するのは今回で2チーム目となる。

「Socios.com」はチリーズのブロックチェーン技術を活用し、プロスポーツチームがファントークンの発行と販売ができるプラットフォームだ。

ファントークンを発行することでスポーツチームは資金調達でき、またファンはファントークンを購入することでチームが行う投票企画に参加できる権利や、グッズなどを入手できる権利などを取得できる仕組みとなっている。この仕組みにより、チームとファンに新たなエンゲージメントを生み出すことが期待されている。

チリーズは欧州のプロサッカーリーグの多くのチームを中心に提携を行いファントークンを発行している。既にチリーズと提携したスポーツ組織は100を超えており、最近では欧州以外にもブラジル、アルゼンチン、コロンビア、韓国のサッカークラブとも提携を行っている。先月チリーズは初のロシア市場参入として「FCスパルタク・モスクワ」との提携を発表していた。

またチリーズは「CAリーベル」の他アルゼンチンでは、プロサッカーチーム「CAインデペンディエンテ」と2020年1月に提携し、昨年10月には「ラシン・クラブ」と提携を発表している。また昨年5月にはアルゼンチンサッカー協会(AFA)とも提携しており、同協会のファントークンの発行や、アルゼンチンのサッカー1部リーグであるプリメーラ・ディビシオン(Primera Division)の名称をトルネオソシオスドットコム(Torneo Socios.com)にリブランドされている。

しかしアルゼンチンサッカー協会は昨年5月に「Socios.com」で公式ファントークンの発行をしているにも関わらず、今年1月24日に同様の契約を大手暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンス(Binance)と交わした。それを受け現在「Socios.com」は、アルゼンチンサッカー協会を提訴している状況だ。

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参考:ソシオスドットコム
デザイン:一本寿和
images:iStocks/msan10

この記事の著者・インタビューイ

呉心怡

「あたらしい経済」編集部
中国・浙江省出身の留学生。東京女子大学 人文学科に在学中。
文章を書くことが好き。中国語、英語、日本語の3か国語を話す。あたらしい経済では持ち前の語学力を活かし、ニュース記事を執筆。ブロックチェーンや経済分野については勉強中。

「あたらしい経済」編集部
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