ジュリアン・レノン、ビートルズ記念品をNFT化しオークション販売へ
ジョン・レノン(John Lennon)の長男ジュリアン・レノン(Julian Lennon)が、NFTマーケットプレイス「イエローハート(YellowHeart)」で、ビートルズの記念品コレクションをNFT化し、オークション販売することが1月24日分かった。
今回販売されるNFT「レノンコレクション(LennonConnection)」は、ビートルズの記念品をデジタル化し、ジュリアンの肉声メッセージが添えられたオーディオビジュアルコレクションだ。なおこのNFTは、IPFSおよびポリゴン(Polygon)ネットワークを採用している。
NFT化されるビートルズの記念品は、「Hey Jude」を創作したポール・マッカートニー(Paul McCartney)の手書きのメモや、ジョンが映画「Help!」やコンサートで着用していた衣装、ジュリアンがジョンから譲り受けたギターなど全6点だ。なおこれらのNFTの元となる現物の唯一の所有者はジュリアンとなっており、そのNFT版が今回オークション販売される形だ。
オークションは2月7日10時(太平洋標準時)より開始される。各商品のオークション開始価格は、手書きのメモが30,000ドル(約341万円)、映画で着用されていた黒いマントが8,000ドル(約92万円)、コンサートの服は6,000ドル(約68万円)、ギター3点それぞれ4,000ドル(約46万円)。
なお各商品は販売前より入札登録が可能となっており、記事執筆時点(1月26日11時)の各商品の最高入札額は、手書きメモが50,000ドル(約569万円)、黒マントが10,000ドル(約113万円)、コンサート衣装が8,000ドル(約92万円)、ギターは8,000ドル(約92万円)が2点と6,000ドル(約68万円)1点となっている。
また販売収益の一部は、ジュリアン・レノンが設立したホワイトフェザー財団(TWFF)を通じて、ブロックチェーンを用いた脱炭素のマーケットプレイスであるノリ(NORI)に寄付されるとのこと。NFT発行・販売に伴う二酸化炭素排出量を削減するためだという。
なおビートルズに関連したNFTとしては、昨年12月ラジオ番組など制作する「VOCR(VOICE OF CLASSIC ROCK)」が、著作権を保有しているビートルズのメンバーそれぞれの独占インタビューのアーカイブをNFT化し、オークションにて販売している。
Registration and Bidding is now open for Lennon Connection: The NFT Collection. In collaboration with @JuliensAuctions x @YellowHeartNFT , a portion of the proceeds will be donated to @TWFFofficial to offset carbon via @nori. Learn more at https://t.co/6l5nzO1CHJ pic.twitter.com/bvG7EHAX88
— Julian Lennon (@JulianLennon) January 24, 2022
関連ニュース
米ロックバンド「Kings Of Leon」がニューアルバムをNFTでリリース
米ロックバンド「リンキン・パーク」のマイク・シノダが初のNFTオークションを実施(落札額の3万ドルは学生へ寄付)
「NFTの次のヒットは音楽業界から生まれるだろう」、エルトンジョンやビヨンセの元マネージャー語る
英テクノミュージシャン、エイフェックス・ツイン(Aphex Twin)がNFT販売
参考:YellowHeat
デザイン:一本寿和
images:iStocks/enzodebernardo