米投資アプリ「ロビンフッド」、暗号資産ウォレットベータ版を一部ユーザーから提供へ

米投資アプリ「ロビンフッド」、暗号資産ウォレットベータ版を開始

米投資アプリのロビンフッド(Robinhood)が、暗号資産(仮想通貨)ウォレットのベータ版を正式に開始することを1月20日発表した。

発表によると、この暗号資産ウォレットベータ版は、既に利用申し込みを行っていたウェイティングリスト上位1,000名のユーザーから開始する予定。 3月までに1万人にユーザーを拡大した後、残りの登録したユーザーにも順次展開する予定とのこと。

また2段階認証の設定を有効にする前提で、ユーザーは1日あたり最大10回のトランザクションで、最大2,999ドル相当の暗号資産を引き出すことができるという。

なお暗号資産の取り扱い銘柄はビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、ドージコイン(DOGE)、ライトコイン(LTC)、ビットコインキャッシュ(BCH)、ビットコインSV(BSV)、イーサリアムクラシック(ETC)となっている。

今までロビンフッドでは暗号資産の売買サービスを提供していたが、購入した暗号資産はロビンフッドのアプリ内で保有することしかできなかった。今回のウォレットベータ版を開始したことにより、ユーザーはロビンフッドから外部のウォレットに暗号資産を送金できる。これによりロビンフッドの暗号資産ユーザーは、他のブロックチェーン・エコシステムにも接続できるようになる。

ロビンフッドは昨年12月、暗号資産取引プラットフォームのコーブマーケッツ(Cove Markets)を買収した。

コーブマーケッツはBinance、Binance US、Bitfinex、Bitstamp、Bittrex、Coinbase Pro、Gemini、Krakenの8つの取引所と連携し、ユーザーが複数の暗号資産取引所のアカウントを管理できるサービスを提供している。

関連ニュース

米ロビンフッド、暗号資産ウォレット機能リリースへ

米ロビンフッド、暗号資産取引プラットフォーム「Cove Markets」買収 

参考:ロビンフッド
デザイン:一本寿和
images:iStocks/Ninja-Studio・Molnia

この記事の著者・インタビューイ

呉心怡

「あたらしい経済」編集部
中国・浙江省出身の留学生。東京女子大学 人文学科に在学中。
文章を書くことが好き。中国語、英語、日本語の3か国語を話す。あたらしい経済では持ち前の語学力を活かし、ニュース記事を執筆。ブロックチェーンや経済分野については勉強中。

「あたらしい経済」編集部
中国・浙江省出身の留学生。東京女子大学 人文学科に在学中。
文章を書くことが好き。中国語、英語、日本語の3か国語を話す。あたらしい経済では持ち前の語学力を活かし、ニュース記事を執筆。ブロックチェーンや経済分野については勉強中。

合わせて読みたい記事

【11/21話題】ビットコイン9万6000ドル突破、ホワイトハウス初の暗号資産ポスト新設検討かなど(音声ニュース)

ビットコイン9万6000ドル突破、トランプの政策に期待、トランプ陣営、ホワイトハウス初の暗号資産ポスト新設を検討か=報道、アスター、新ロードマップ「Astar Evolution Phase 1.5」発表、ASTRがオプティミズムスーパーチェーン進出へ、オンチェーン分析のArkham、米国で暗号資産の現物取引所立ち上げへ、コインベースウォレットが「USDC Rewards」導入、保有だけでAPY4.7%、韓国最大の野党、暗号資産課税の免除額引き上げの改正案を提出=報道、FTX元幹部ゲイリー・ワン、暗号資産詐欺事件で実刑を免れる、韓国大手の暗号資産取引所Upbit、「ジャスミーコイン(JASMY)」取り扱い、コインベースにミームコイン「Floki(FLOKI)」上場へ、ジェミナイ、フランスで正式にサービス展開、ビットフィネックス証券、エルサルバドルで「トークン化米国債券」提供へ、21シェアーズ、「Ethereum Core ETP」にステーキング機能追加、EVM互換のL1ブロックチェーン「Monad」、テストネットを段階的に公開へ、1SECと丸井グループが資本提携、ブロックチェーン活用の新しいファンエンゲージメントモデル構築で

Sponsored