【取材追記】国内初、ビットポイントでDEAのディープコイン(DEP)上場へ

ビットポイントがDEP上場へ

国内暗号資産(仮想通貨)取引所BITPOINT(ビットポイント)が、暗号資産ディープコイン:DEAPcoin(DEP:デップ)の取り扱いを開始することが1月20日分かった。1月26日より取扱予定だ。なおDEP上場は、国内の暗号資産取引所では初となる。

発表によるとDEPの取り扱いは、BITPOINTの暗号資産交換所サービスにおいて、日本円ペアによる現物取引となる。取引所サービス「BITPOINT PRO」での取り扱いについては未定のようだ。

「BITPOINT」では現在、ビットコイン(BTC)、ビットコインキャッシュ(BCH)、イーサリアム(ETH)、ライトコイン(LTC)、リップル(XRP)、ベーシックアテンショントークン(BAT)、トロン(TRX)、カルダノ(ADA)、ジャスミー(JMY)、ポルカドット(DOT)、チェーンリンク(LINK)を取り扱っており、ディープコインが加わることにより同取引所での取り扱い通貨は14銘柄となる。トロン・ジャスミー・ディープコインは国内においてBITPOINTのみが上場している。

ディープコインとは

ディープコインは、Digital Entertainment Asset Pte. Ltd. (DEA)が運営するGameFiプラットフォーム「PlayMining(プレイマイニング)」上で使用される、NFTを購入するためのユーティリティトークンだ。同プラットフォームではカードバトルゲーム「JobTribes(ジョブトライブ)」や「Lucky Farmer(ラッキーファーマー)」、NFTのマーケットプレイス「NFT Marketplace by DEP」などが提供されている。

「PlayMining」は2020年5月26日にサービス開始しており、2022年1月現在で全世界100カ国、230万人を超えるユーザーを有しているとのことだ。

また同社は東証マザーズ上場企業の株式会社イオレ取締役会長を務める吉田直人氏と山田耕三氏が創業者兼CEOである企業だ。 また「JobTribes」のストーリー制作には、『神の雫』『金田一少年の事件簿』『サイコメトラーEIJI 』などの漫画作品で、亜樹直、安童夕馬、天樹征丸などの名前で活動する漫画原作者の樹林伸氏が参画している。

現在ディープコインは時価総額約163億円となっており、海外取引所ではビットトレックス(Bittrex)やホットビット(Hotbit)で取引が行われており、またユニスワップV3(Uniswap V3)やパンケーキスワップV2(PancakeSwap V2)といった分散型取引所(DEX)でも取り扱いがある。

なお「あたらしい経済」編集部は、ビットポイントジャパン代表取締役の小田玄紀氏とDEAのCEOである吉田直人氏へ質問を送っている。回答が得られ次第この記事に追記をさせて頂く予定だ。

以下2022.1.20 17:40追記

あたらしい経済編集部はビットポイントジャパン代表取締役の小田玄紀氏に今回ディープコインを選定した理由について質問し、回答を得た。またDEAのCEOである吉田直人氏より日本の取引所に上場したことについてのコメントを得ることができた。

株式会社ビットポイントジャパン 代表取締役 小田玄紀氏の回答

DEPは今、世界でも注目されているPlay to Earn銘柄になります。 日本ではゲーム産業は大きなポテンシャルがあり、まさにこのPlay to Earnの中でも注目されているDEPを今回取扱いさせて頂きました。

Digital Entertainment Asset CEO 吉田直人氏のコメント

「遊んで暮らす時代を作る」と世界に飛びだしシンガポールから東南アジアを中心にPlayMining経済圏を拡大してまいりました。 DEAPcoinは海外取引所で上場し評価されて1年半が経ちます。これで日本の皆様にもPlay to Earnや GameFiを体験していただける事になります。Web3の未来はどんな世界になるのか?日本の皆様と一緒に新しい時代を作っていきたいと思います。

関連ニュース

ビットポイント、チェーンリンク(LINK)上場へ

【取材】GameFi事業のDEA、約14億円の資金調達実施

DEA社、漫画『ブラックジャックによろしく』NFT販売へ

参考:ビットポイント
デザイン:一本寿和
images:iStocks/Ninja-Studio

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

合わせて読みたい記事

【11/1話題】イミュータブルがSECからウェルズ通知、アルゼンチンLABITCONFがサトシの正体明かすと告知など(音声ニュース)

イミュータブルが米SECからウェルズ通知受ける、「IMX」証券性の疑いか、アルゼンチンのカンファレンス「LABITCONF」、サトシ・ナカモトが正体明かすと告知、フランクリン・テンプルトン、「オンチェーン米国政府マネーファンド」をイーサL2「Base」に展開、Crypto[.]comがSEC登録ブローカーディーラー買収、米国ユーザーに株式取引機会提供へ、セキュリタイズ、トークン化資産の管理機能統合の「Securitize Fund Services」立ち上げ、米マイクロストラテジー、「21/21プラン」で420億ドル調達を計画、ビットコイン購入資金で、BIS、中国主導の「中銀デジタル通貨」プロジェクトから離脱、Sui対応の携帯型ゲーム機「SuiPlay0X1」、格闘ゲーム『サムライスピリッツR』リリースへ、ヴィタリック、イーサリアム最後のチェックポイント「ザ・スプラージ」解説、バイナンス共同創業者、「Web3が身近な社会実現目指す」と語る。伝統的金融や規制当局と協力の姿勢も=BBW

Sponsored

アルゼンチンのカンファレンス「LABITCONF」、サトシ・ナカモトが正体明かすと告知(有識者コメントあり)

アルゼンチンで11月1日から開催されるビットコイン(Bitcoin)のカンファレンス「LABITCONF(Latin American Bitcoin & Blockchain Conference)」にて、ビットコインの考案者であるサトシ・ナカモトが自身の正体を明らかにすると、同カンファレンスの公式Xよりプレスリリースが出された

フランクリン・テンプルトン、「オンチェーン米国政府マネーファンド」をイーサL2「Base」に展開

米大手資産運用企業フランクリン・テンプルトン(Franklin Templeton)が、「オンチェーン米国政府マネーファンド(OnChain U.S. Government Money Fund:FOBXX)」をイーサリアム(Ethereum)のレイヤー2(L2)ブロックチェーン「ベース(Base)」上でローンチした。フランクリン・テンプルトンが公式Xにて10月31日発表した