DNPとガウディが提携
大日本印刷(DNP)とGaudiy(ガウディ)が、アニメ・マンガ・ゲーム等の新しい知的財産(IP)を活かしたビジネス創出を目指し業務提携することが分かった。
ブロックチェーン等の先進的な技術を活かし、ファンエコノミーの構築を推進するGaudiyと、リアルとバーチャル、デジタルとアナログ、モノづくりとサービスに強みを持つDNPの提携により、新しいコンテンツサービスの創出に向けて共同研究を推進していくとのこと。
両社が想定するビジネスとして、アニメ・マンガ・ゲーム等のコンテンツホルダーと協業することで、リアルとバーチャル双方でコンテンツの魅力を発信し、コンテンツとファンや企業等をつなぐ新しいコミュニケーションモデルの創出を行うとしている他、「両社それぞれの技術やノウハウを掛け合わせ、メタバースをはじめとする新たな領域での価値創出」をあげている。
なお今回の提携の取り組み第一弾として、1月21日から「東京アニメセンター in DNP PLAZA SHIBUYA」で開催される『約束のネバーランド POP UP SHOP in 東京アニメセンター』と連動し、ファンコミュニティ向けにジェネラティブアートを活用したデジタルコンテンツを提供する実証実験を開始するとのことだ。
Gaudiyでは昨年、フジテレビ主宰のアイドルフェス「TOKYO IDOL FESTIVAL(TIF:ティフ)」にて、NFTとブロックチェーンを活用したコミュニティサービス「TIFコミュニティ」の提供や、体験ミュージアム「『約束のネバーランド』GF(グレイス=フィールド)ハウス脱獄編」にて同作品の主人公「エマ」の限定NFTトレカを配布するなどの取り組みを行っている。
またDNPでは昨年12月にブロックチェーンを活用した画像ライセンス(利用許諾)販売を行うビジネスモデル構築を目指した実証実験の実施や、NFT/3DCGマーケットプレイス「Pocket Collection(ポケットコレクション)」に出資を行った他、8月にはブロックチェーン技術を活用し、バイオマスやリサイクル原料の管理・追跡(トレーサビリティ)や環境負荷の評価指標への対応を含めた、サプライチェーン構築について実証実験を行っている。
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参考:DNP
デザイン:一本寿和
images:iStock/TaiChesco・Lidiia-Moor