大英博物館、J.M.W.ターナーの絵画をNFTで販売へ

ターナーの作品がNFTに

大英博物館(British Museum)が、イギリスの著名画家ジョゼフ・マロード・ウィリアム・ターナー(Joseph Mallord William Turner)の作品をNFT化し販売することが分かった。ターナーの水彩画作品のうち20点が対象となる。

同博物館は昨年9月より、江戸時代の浮世絵師である葛飾北斎の作品のデジタル画像をNFT化し販売をしており、今回の取り組みは前回の成功を受けて行われるとのことだ。

今回は前回の葛飾北斎のNFT同様、本物の物理作品との紐づけは行わず、「デジタルポストカード」として販売するようだ。このことは著作権保護期間切れとなりフリーとなっている作品を、同博物館にて販売する作品を利用した物理的なポストカードなどのグッズと同じように、NFTとして販売することで収益を得る狙いだ。

メディア「The Art Newspaper」によると、今回販売されるターナーのNFTは3種類のランクがあり9作品を「ウルトラレア」、7作品を「スーパーレア」、4作品を「オープンエディション」として販売される。

「ウルトラレア」と「オープンエディション」は、前回の北斎のNFT購入者を対象に2月8〜9日にてプライベートセールが行われる。また一般販売については、2月9日〜3月4日に行われるとのこと。

なお前回の北斎に引き続き、今回もフランスのNFTマーケットプレイス「LaCollection(ラ・コレクション)」で販売が行われる。

関連ニュース

イギリス 大英博物館、葛飾北斎のNFT200種類販売へ

参考:The Art Newspaper
デザイン:一本寿和
images:iStocks/coward_lion・artacet

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

合わせて読みたい記事

【12/20話題】NTTドコモのERC6551搭載ゲームβ版、「暗号資産を国民経済に資する資産とするための緊急提言」正式承認など(音声ニュース)

ブロックチェーン・仮想通貨(暗号資産)・フィンテックについてのニュース解説を「あたらしい経済」編集部が、平日毎日ポッドキャストでお届けします。Apple Podcast、Spotify、Voicyなどで配信中。ぜひとも各サービスでチャンネルをフォロー(購読登録)して、日々の情報収集にお役立てください。

Sponsored