XYM、フォビジャパンで上場へ
国内で暗号資産(仮想通貨)取引所を運営するフォビジャパン株式会社が、新たに暗号資産シンボル:Symbol(XYM:ジム)の取り扱いを開始することが1月11日分かった。なお昨年スナップショット時のネム(XEM)保有対象者へのシンボルの配布については、詳細が決まり次第発表するとのこと。
発表によるとシンボルの取り扱いはフォビジャパンの取引所サービスにおいて1月13日15:00頃より開始する予定とのこと。なお販売所サービスでの取り扱いについては開始時に別途通知するとのことだ。
なお新たにフォビジャパンが暗号資産を上場するのは昨年2021年9月のトロン(TRX)とクオンタム(QTUM)以来となる。また国内においてシンボルを取り扱うのは、Zaif Exchange(ザイフ)、サクラエクスチェンジ、ビットバンク、GMOコインに続き5例目となる。
現在フォビジャパンの取引所ではビットコイン(BTC)、ビットコインキャッシュ(BCH)、イーサリアム(ETH)、イーサリアムクラシック(ETC)、ライトコイン(LTC)、モナコイン(MONA)、ネム(XEM)、ステラルーメン(XLM)、リップル(XRP)、フォビトークン(HT)ベーシックアテンショントークン(BAT)オントロジー(ONT)、トロン(TRX)、クオンタム(QTUM)を取り扱っており、XYMが加わることにより同取引所での取り扱い暗号資産銘柄は全部で15種類となる。
フォビジャパンではXYMの取り扱いを記念して、1月11日~26日の期間にて「フォロー&RTで1,000円相当の暗号資産が当たる」と「XYM/JPY取引手数料最大100%還元」の2つのキャンペーンを実施するとのことだ。
シンボル(XYM)とは
シンボルは、2021年3月にネムのブロックチェーンの大型アップデート「カタパルト」によって誕生したブロックチェーン「Symbol(シンボル)」のネイティブ通貨である。現在のXYMの時価総額は約1,250億円となっている(コインマーケットキャップ1月11日調べ)。
ネムとシンボルは違うプラットフォームのため、ネム保有者には「オプトイン」と呼ばれる制度によってネム保有量と同量のシンボルが付与される権利があり、昨年の3月12日13:26にネムの保有者を対象に行われた「スナップショット」時点のネム保有量に対し、同数のシンボルが付与される予定となっていた。
海外の取引所などでは対象者にシンボルが付与されているところが多く、国内では去年5月にZaif Exchange(ザイフ)がいち早くシンボルの取り扱いと付与を行い、続いて取り扱いを発表したサクラエクスチェンジおよびGMOコインもシンボルの付与を実施している。
またビットフライヤーとコインチェックは、今年3月までに対象者にシンボルを付与することを発表している。
なお対象者へのシンボル付与を予定している、DMM Bitcoinについては現状具体的な予定などは発表していない。
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【10分解説】NEM(ネム)、Symbol(シンボル)とは?(CauchyE代表 木村優)
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