フェラーリがファン向けにNFT販売へ
高級スポーツカーメーカーのフェラーリ(Ferrari)が、NFTの販売を計画していることが分かった。
フェラーリは12月27日、スイスのブロックチェーン企業であるヴェラスネットワーク(Velas Network)とファン向けのデジタルコンテンツ制作に関する契約の締結を発表した。
なおヴェラスはフェラーリのNFT制作サポートの他、来シーズンよりF1(フォーミュラーワン)レーシングチームとしてのパートナーとなるとのこと。
さらにヴェラスは公式のeスポーツ選手権である「F1 Esports Series」に出場するeスポーツチームのタイトルスポンサーにもなるとのことだ。
ヴェラスネットワークは、高スループットのブロックチェーン「Velas」を開発する企業。「Velas」はソラナ(Solana)のコードベースをサポートし、EVM(イーサリアムバーチャルマシン)にも互換性を持っている。
なお「Velas」のユーティリティトークンであるVLXの記事執筆時点での時価総額は、約965億円となっており、ゲート(Gate.io)やクーコイン(KuCoin)、ビットトレックス(Bittrex)などの暗号資産(仮想通貨)取引所で取り扱われている他、ユニスワップV2(Uniswap V2)やパンケーキスワップV2(PancakeSwap V2)といった分散型取引所(DEX)でも取り扱いがある(12/28コインマーケットキャップ調べ)。
関連ニュース
ボルボのEV「ポールスター」がサーキュラーと提携、バッテリーに使用の鉱物とCO2を追跡
F1チームのレッドブル・レーシング・ホンダ、テゾスブロックチェーンと提携
参考:ロイター・ヴェラス
※この記事は「あたらしい経済」がロイターからライセンスを受けて編集加筆したものです。
翻訳:大津賀新也(あたらしい経済)
images:Reuters