学芸大学商店連合会、ブロックチェーン活用「デジタル共通商品券」提供

学芸大学商店連合会、ブロックチェーン活用の「デジタル共通商品券」提供

東京都の目黒区商店街連合会が、学芸大学商店連合会の各店舗で利用できる「デジタル共通商品券」を提供したことが分かった。11月の洗足駅商店街での提供に続き、今回は第2弾の取り組みとなる。

またこの「デジタル共通商品券」のシステムには、エバーコネクトが運営するブロックチェーン技術活用の料理のギフト券・地域商品券発行プラットフォーム「Gotch(ゴッチ)」が採用されている。

今回の取り組みでは12月6日〜12日に行われた「学芸大学商店街2021歳末福引セール」の景品商品券として、学芸大学商店街の参加店舗で利用できるデジタル共通商品券が提供された。

参加店舗で買い物をした顧客がスマートフォン画面で福引抽選を回し、当選した顧客へデジタル商品券を有効化するPINを送付する仕組みが、デジタル共通商品券と合わせて提供されたとのこと。

発表によると、スマートフォン上で福引抽選を行うことで非接触でかつ、順番待ちの行列を作ることがないため、顧客が1箇所に集中することなくアフターコロナの時代にも適合した歳末福引セールが実現できたとのことだ。

さらに参加者はスマートフォンアプリで有効化したデジタル商品券を、参加店舗で商品購入の際にQRコードを読み取るだけで即時に利用できるため、その場で抽選からデジタル商品券を使った会計ができ、従来の紙による商品券と比較して利便性の高いユーザー体験を提供できたという。

またこのプラットフォームサービスは、ブロックチェーン技術を活用しているためデータの改ざんを困難にし、分散型のためシステムの一部に障害が発生しても止まらず、且つ低コストで利用が可能であると説明されている。

なおサービスに採用したブロックチェーン基盤については、第1弾の取り組みの際にエバーコネクトへ確認したところ「オープンソースのものに弊社独自技術を加えたもの」となるようで、具体的な名称については「今後の競合戦略の兼ね合いから、現時点では採用しているブロックチェーン技術の固有名称は公開しておりません」と回答を得ている。

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デザイン:一本寿和
images:iStocks/gyro・sumkinna

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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