米ドルステーブルコイン「USDC」、アバランチに対応へ

「USDC」、アバランチに対応

サークルの米ドルペッグのステーブルコインUSD Coin(USDC)が、AVA Labs(アバラボ)開発のアバランチ(Avalanche)のブロックチェーンに対応することが12月14日分かった。なお対応開始日時については現状未定とのこと。

今回USDCが対応するのは、アバランチのデフォルトのスマートコントラクトチェーンであるContract Chain(C-Chain)のみだ。Platform Chain(P-Chain)とExchange Chain(X-Chain)には対応していないとのこと。

アバランチはリリースにて「USDCへの対応により、DeFiプロトコルやエンタープライズアプリケーション、NFTマーケットプレイスなど、飛躍的に成長するアバランチエコシステムの参加者や開発者に、よりシームレスな取引・決済オプションを提供できる」としている。

なお現在USDCはアバランチの他にも、イーサリアム(Ethereum)、アルゴランド(Algorand)、ステラ(Stellar)、ソラナ(Solana)、トロン(Tron/TRX)などのブロックチェーンに対応している。

アバランチとは

アバランチはAva Labs(アバラボ)開発のブロックチェーンだ。DeFi環境の構築やツール開発が行えるプラットフォームで、2020年9月にメインネットをローンチして以降、アバランチ上にはTether、SushiSwap、Chainlink、Circle、The Graphなどの主要なDeFiプロジェクトを含む270以上の分散型金融(DeFi)プロトコルが存在している。

アバランチでは異なるデータ構造を採用する3つのブロックチェーンを持つマルチチェーンフレームワークを採用し、重要機能の役割を分担している。そのため前述したContract Chain(C-Chain)、Platform Chain(P-Chain)、Exchange Chain(X-Chain)が存在している。なおAVAXはアバランチのネイティブトークンとなる。

関連ニュース

テザーのUSDT、アバランチ上に発行へ

アバランチ(AVAX)、FTXに上場

米ステーブルコイン「USDC」のサークル、SECが捜査

参考:アバランチ(Avalanche)
デザイン:一本寿和
images:iStocks/Ninja-Studio

この記事の著者・インタビューイ

一本寿和

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

合わせて読みたい記事

米財務省、北朝鮮の暗号資産マネーロンダリングネットワークに制裁

米国財務省外国資産管理局(OFAC)が、北朝鮮に送金されたデジタル資産のマネーロンダリングに関わったとして、ルー・フアイン(Lu Huaying)氏とチャン・ジエン(Zhang Jian)氏、およびUAE拠点のグリーン・アルパイン・トレーディング社(Green Alpine Trading)に制裁を科したと12月17日に発表した

バイナンスのHODLer Airdropsで「1000CAT」と「PENGU」取り扱い開始、シードタグ銘柄として上場も

大手海外暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンス(Binance)が、エアドロップサービス「ホドラー・エアドロップ(HODLer Airdrops)」において、暗号資産(仮想通貨)「シモンズ・キャット:Simon's Cat(1000CAT)」および「プディー・ペンギンズ:Pudgy Penguins(PENGU)」を取り扱うことを12月16日に発表した