ペプシ、初のブランドNFTをリリースへ

ペプシ、初のブランドNFTをリリースへ

米大手飲料メーカーであるペプシ(Pepsi)が自社初となるブランドNFTをリリースすることが分かった。

今回発表した「ペプシ・マイク・ドロップ(Pepsi Mic Drop)」と呼ばれるNFTは、イーサリアムのブロックチェーン上で発行される予定だ。

NFTのデザインを担当したのは米NFTコンサル企業の「ヴェイナNFT(VaynerNFT)」とのこと。このNFTコレクションはマイクのビジュアルをベースに、定番のブルーペプシやシルバーシュガーフリーペプシなどのペプシのフレーバーをモチーフにしている。

公式サイトによると、「ペプシ・マイク・ドロップ」は全1,893個あり、この数字はペプシが創立した年を記念しているとのこと。これら全てのNFTは、受け取りの際に発生するガス代以外に無料で取得できる。また1,893個のうちの50個が今後の限定イベントで配布される予定とのことで、今回実際に無料配布されるNFTは1,843個になるとのことだ。

なお「ペプシ・マイク・ドロップ」を取得するためには、公式サイトからウェイティングリストへの事前予約が必要となる。12月11日AM2:00(現地時間12月10日PM12:00)より暗号資産(仮想通貨)ウォレットの「メタマスク(MetaMask)」を接続することにより予約申請が完了となる。

「あたらしい経済編集部」が記事執筆時点(12/13 14:00)で試してみたところ、予約接続自体はまだ可能だった。なお12月15日AM2:30(現地時間12月14日PM12:30)にペプシの公式ツイッターが1,843名の予約に成功した候補者のリストを発表するという。

またNFTを獲得した保有者は、オープンシー(OpenSea)などのイーサリアムベースのNFTマーケットプレイスで二次販売もできるとのことだ。

直近で飲料メーカーとして、米ビールブランド大手のバドワイザー(Budweiser)もブランドNFTを11月29日にリリースしている。なおバドワイザーが発売したのは499ドル(約6万円)と999ドル(約11万円)の有料NFTだった。

NFTとは

「NFT(Non Fungible Token:ノンファンジブル・トークン)」とは、代替が不可能なブロックチェーン上で発行されたトークンを指す。NFTの規格で発行されたトークンは、そのトークン1つ1つで個別の価値を持つ。そのためNFTを画像や映像などのデジタルデータと紐付けることで、デジタルデータの個別の価値を表現することに活用されている。

なおNFTという言葉は現在幅広く活用されており、活用するブロックチェーンやマーケットプレイスの種類によって、その機能や表現できる価値が異なる可能性があることには留意が必要だ。

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参考:ペプシ
デザイン:一本寿和
images:iStocks/JHVEPhoto・sumkinna

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この記事の著者・インタビューイ

呉心怡

「あたらしい経済」編集部
中国・浙江省出身の留学生。東京女子大学 人文学科に在学中。
文章を書くことが好き。中国語、英語、日本語の3か国語を話す。あたらしい経済では持ち前の語学力を活かし、ニュース記事を執筆。ブロックチェーンや経済分野については勉強中。

「あたらしい経済」編集部
中国・浙江省出身の留学生。東京女子大学 人文学科に在学中。
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