WhatsAppの米国一部ユーザー、「Novi」でドルステーブルコイン送金可能に

WhatsAppの米国一部ユーザー、「Novi」でドルステーブルコイン送金可能に

メタ(旧フェイスブック)のメッセージングアプリ「WhatsApp」でデジタルウォレット「Novi」を使い、送金・受け取りができるようになったことが12月9日に分かった。

Novi公式サイト 

米国の一部ユーザーが手数料なしに利用できるようになった。具体的な機能名は「Novi on WhatsApp」。

「Novi」で送金・受け取りされるのは米パクソス(Paxos)の米ドルステーブルコインの「USDP」だ。

ちなみに「Novi」が「USDP」を選択した理由は、USDPの準備金が米ドルに完全に裏付けられており、100%現金および現金同等物で保有されているからと10月のパイロット版ローンチ時に説明していた。カストディはコインベース(Coinbase)が務めている。

Novi公式サイト

なおNoviのサイトでは、セキュリティー面に関して「Noviはお客様の重要な財務情報や写真付き身分証明書などのお客様がアップロードする書類を暗号化します。Noviを使用しても、WhatsAppの個人メッセージや通話のプライバシーは変わりません。これらは常にエンドツーエンドで暗号化されます」と説明している。

また10月のパイロット版ローンチ時には、今後「Novi」が規制当局の承認を受けることができれば、「Diem」の決済ネットワークに移行する予定とも説明されていた。

ただ12月初旬にメタのデジタル通貨事業責任者デビッド・マーカス(David Marcus)氏が辞任することを発表している。

参考:Twitter

この記事の著者・インタビューイ

竹田匡宏

兵庫県西宮市出身、早稲田大学人間科学部卒業。
「あたらしい経済」の編集者・記者。

兵庫県西宮市出身、早稲田大学人間科学部卒業。
「あたらしい経済」の編集者・記者。

合わせて読みたい記事

【3/7話題】トランプが「戦略的ビットコイン準備金」設立の大統領令、自民党web3WGが分離課税を目指す改正案など(音声ニュース)

ブロックチェーン・仮想通貨(暗号資産)・フィンテックについてのニュース解説を「あたらしい経済」編集部が、平日毎日ポッドキャストでお届けします。Apple Podcast、Spotify、Voicyなどで配信中。ぜひとも各サービスでチャンネルをフォロー(購読登録)して、日々の情報収集にお役立てください。

Sponsored

トランプ大統領、押収した暗号資産で国家準備金設立などの大統領令発表予定か=報道

ドナルド・トランプ(Donald Trump)大統領が、3月7日に米ホワイトハウスで開催される初の暗号資産(仮想通貨)サミットにて、押収した暗号資産の売却を停止し国家準備金の設立に充てる等、暗号資産関連の複数の大統領令を発表する可能性があるようだ