Blockchain .com、独自NFTマーケットプレイス提供開始へ
暗号資産(仮想通貨)取引所やウォレットなどを提供するブロックチェーンドットコム(Blockchain.com)が、独自NFTマーケットプレイスを提供開始することが12月3日分かった。
同社はNFTに関して「暗号通貨が初期に直面したのと同じ課題の多く、現状のNFTマーケットヘのアクセスの煩雑さ、直感的ではない仕組みが課題」だとしている。そしてそれらの課題を解決するため、暗号資産取引所とWeb3ウォレット、マーケットプレイスの3つがオールインワンになったサービスの展開を予定しているようだ。
同社は「暗号市場にアクセスするのと同じくらい簡単にNFT市場にアクセスできるようにしたい」と発表している。
今後数週間のうちにブロックチェーンドットコムのウォレットを利用して、NFTの購入や販売、保管ができるようになると発表されており、現在「Blockchain.com NFT」β版リリースに向けウェイティングリストが公開されている。
NFTとは
「NFT(Non Fungible Token:ノンファンジブル・トークン)」とは、代替が不可能なブロックチェーン上で発行されたトークンを指す。NFTの規格で発行されたトークンは、そのトークン1つ1つで個別の価値を持つ。そのためNFTを画像や映像などのデジタルデータと紐付けることで、デジタルデータの個別の価値を表現することに活用されている。
なおNFTという言葉は現在幅広く活用されており、活用するブロックチェーンやマーケットプレイスの種類によって、その機能や表現できる価値が異なる可能性があることには留意が必要だ。
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参考:ブロックチェーンドットコム・ウェイトリスト
デザイン:一本寿和
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