ブロックチェーンセキュリティ企業サーティック(CertiK)、約83億円調達しユニコーンに

サーティック、約83億円調達しユニコーンに

ブロックチェーンセキュリティ企業のサーティック(CertiK)が、シリーズB2ラウンドで約83億円(8,000万ドル)の資金調達を完了したことが12月1日に分かった。

サーティックは、ブロックチェーン関連のモニタリングツール「Skynet」や分析ツール「Security Leaderboard」などのプロダクトを提供しており、企業のセキュリティ監査のサポートを行なっている。

今回のラウンドはブロックチェーンセキュリティ分野の企業としては最大規模の資金調達であり、サーティックの企業評価額は約1,100億円(10億ドル)近くに達し、ユニコーン企業となったと発表されている。

このシリーズB2ラウンドは、セコイア・キャピタル・チャイナが主導し、既存の投資家であるタイガー・グローバル、コーチュー・マネジメント、GLベンチャーズ(ヒルハウス・キャピタルのVC部門)が参加した。また今回の資金調達は、サーティックにとって4ヶ月以内に行われた3回目のラウンドだという。

サーティックの年間収益は過去1年間で20倍、従業員数は4倍になったと発表されている。

なおサーティックは7月にCoatue Management、Coinbase Ventures、Binanceなどから約39億円の資金調達を行なっている。

また昨年同社は国内で暗号資産取引所「Liquid by Quoine」を運営するQUOINEをグループに持つ、リキッドグループとの業務提携を行なっている。

参考:サーティック(CertiK)
デザイン:一本寿和
images:iStocks/BadBrother・kirstypargeter・artacet

この記事の著者・インタビューイ

竹田匡宏

兵庫県西宮市出身、早稲田大学人間科学部卒業。
「あたらしい経済」の編集者・記者。

兵庫県西宮市出身、早稲田大学人間科学部卒業。
「あたらしい経済」の編集者・記者。

合わせて読みたい記事

【11/1話題】イミュータブルがSECからウェルズ通知、アルゼンチンLABITCONFがサトシの正体明かすと告知など(音声ニュース)

イミュータブルが米SECからウェルズ通知受ける、「IMX」証券性の疑いか、アルゼンチンのカンファレンス「LABITCONF」、サトシ・ナカモトが正体明かすと告知、フランクリン・テンプルトン、「オンチェーン米国政府マネーファンド」をイーサL2「Base」に展開、Crypto[.]comがSEC登録ブローカーディーラー買収、米国ユーザーに株式取引機会提供へ、セキュリタイズ、トークン化資産の管理機能統合の「Securitize Fund Services」立ち上げ、米マイクロストラテジー、「21/21プラン」で420億ドル調達を計画、ビットコイン購入資金で、BIS、中国主導の「中銀デジタル通貨」プロジェクトから離脱、Sui対応の携帯型ゲーム機「SuiPlay0X1」、格闘ゲーム『サムライスピリッツR』リリースへ、ヴィタリック、イーサリアム最後のチェックポイント「ザ・スプラージ」解説、バイナンス共同創業者、「Web3が身近な社会実現目指す」と語る。伝統的金融や規制当局と協力の姿勢も=BBW

Sponsored

アルゼンチンのカンファレンス「LABITCONF」、サトシ・ナカモトが正体明かすと告知(有識者コメントあり)

アルゼンチンで11月1日から開催されるビットコイン(Bitcoin)のカンファレンス「LABITCONF(Latin American Bitcoin & Blockchain Conference)」にて、ビットコインの考案者であるサトシ・ナカモトが自身の正体を明らかにすると、同カンファレンスの公式Xよりプレスリリースが出された

フランクリン・テンプルトン、「オンチェーン米国政府マネーファンド」をイーサL2「Base」に展開

米大手資産運用企業フランクリン・テンプルトン(Franklin Templeton)が、「オンチェーン米国政府マネーファンド(OnChain U.S. Government Money Fund:FOBXX)」をイーサリアム(Ethereum)のレイヤー2(L2)ブロックチェーン「ベース(Base)」上でローンチした。フランクリン・テンプルトンが公式Xにて10月31日発表した