SBI VCトレードとTaoTao、来年6月サービス統合へ
国内暗号資産交換業者であるSBI VCトレードおよびTaoTaoが12月1日合併完了したことを発表した。合併後については、それぞれの取引所が現状のまま継続してサービスを提供するが、来年2022年6月末には両取引所のサービスは完全統合される予定であることが明らかになった。
今年9月、共にSBIリクイディティ・マーケットが100%株主であるSBI VCトレードとTaoTaoは12月1日を効力発生日として合併することを発表。この合併により合併存続会社であるTaoTao株式会社の商号が「SBI VCトレード株式会社(新)」に変更され、元々の「SBI VCトレード株式会社(旧)」は合併消滅している。
合併により各取引所のサービス名についても「SBI VCトレード」に変更されるが、これまでのサービス(旧SBI VCトレード及び旧TAOTAOの2モデル)はそのまま継続するとのことだ。
また今回の発表で「SBI VCトレード株式会社(新)」は「2022年6月を目途として当該2モデルの統合を行うことも計画しております」と両取引所のサービス統合予定を明らかにした。統合にあたり、旧TAOTAOの口座が基軸となるようだ。
なお今回の発表では、サービス統合に関する各取引所ユーザーの対応についての詳細は伝えられていない。あたらしい経済編集部がSBI VCトレードへ確認を取ったところ、「具体的な日程や対応などの案内については、段階的にお伝えさせていただきます」と回答を得た。また記事執筆時点では「TAOTAO」のサイトはそのままの名称だが、12:00を目途に「SBI VCトレード」に変更されるとのことだ。
予定されている新サービス
また発表では、旧TAOTAOで新サービスが追加される予定であることも明かされた。
今月12月下旬に暗号資産(仮想通貨)の積立サービス、来年1月下旬に貸暗号資産サービスを開始するとのことだ(それぞれBTC、ETH、XRPが対象)。
また現在旧TAOTAOでは暗号資産を5銘柄(BTC、ETH、XRP、BCH、LTC)取り扱っているが来年3月下旬には旧SBI VCトレードで取り扱う銘柄(DOT、LINK)を追加することで7銘柄に拡充し、現在提供している現物の販売所とレバレッジ取引サービスに加え6月下旬には取引所サービスを追加することも発表されている。
さらにこれらに加え、日本初となる新サービスについてもリリースを準備していることが明かされている。
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参考:SBI
デザイン:一本寿和
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