アニモカブランズ、オンラインゲーマーにデジタル資産ウォレット提供の合弁会社設立へ
香港拠点のNFTゲーム開発企業アニモカ・ブランズ(Amimoca Brands)が、オンラインゲームのユーザーを対象にデジタル資産ウォレットと金融サービスを提供する合弁会社を設立することが11月25日分かった。
この合弁会社はアニモカが、香港とシンガポールで暗号資産のカストディライセンスを取得している金融プロパイダー、ヘックストラスト(Hex Trust)と提携し設立されるとのこと。
現在のブロックチェーンゲーム業界が直面している最大の問題は、ユーザーのゲームプラットフォームが発行するトークンを安全に保管しつつ、金融サービスへのアクセスを提供するオンラインのウォレットソリューションが無い事であると発表で説明されている。
アニモカはこの問題に対応する為、合弁会社を設立し、ヘックトラストの提供する機関投資家向けのデジタル資産ウォレットとカストディインフラをアニモカのブロックチェーン基盤のゲームとシームレスに繋げ、それによりブロックチェーンゲームのエコシステム成長をサポートするとのことだ。
アニモカ・ブランズは、F1デルタタイム(F1 Delta Time)、サンドボックス(The Sandbox)、モトGPイグニッション(MotoGPTM Ignition)等のブロックチェー ンゲームの成功や、REVVやSANDなどの関連トークンの発表を経て、今年5月には評価額約1,000億円で約97億円の資金調達を実施し、ユニコーン企業となった大手だ。
現在NFTゲーム分野を牽引する企業といえるアニモカが、業界エコシステムのサポートに乗り出したアクションには注目だ。
NFTとは
「NFT(Non Fungible Token:ノンファンジブル・トークン)」とは、代替が不可能なブロックチェーン上で発行されたトークンを指す。NFTの規格で発行されたトークンは、そのトークン1つ1つで個別の価値を持つ。そのためNFTを画像や映像などのデジタルデータと紐付けることで、デジタルデータの個別の価値を表現することに活用されている。
なおNFTという言葉は現在幅広く活用されており、活用するブロックチェーンやマーケットプレイスの種類によって、その機能や表現できる価値が異なる可能性があることには留意が必要だ。
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参考:アニモカブランズ
デザイン:一本寿和
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