大牟田商工会議所、ブロックチェーン活用プレミアム付商品券発行へ
ブロックチェーンを活用したデジタル「プレミアム付商品券」を発行する情報プラットフォームが、新たに福岡県の大牟田商工会議所へ提供されることが11月22日分かった。
なおこのプラットフォームはSBIホールディングス株式会社、九州電力株式会社及び株式会社筑邦銀行の3社による合弁会社「株式会社まちのわ」が提供している。
大牟田商工会議所では同プラットフォームを利用し、 「おおむたミライPay」としてプレミアム付商品券を発行する。スマートフォン専用アプリからの申し込みを11月24日~30日の期間で実施し、抽選販売を行うとのこと。利用については12月1日~2022年2月28日まで対応するとのことだ。なお「おおむたミライPay」の販売総額は2億円で、プレミア率は20%。プレミアを含む発行総額は2.4億円となる。
「おおむたミライPay」の利用方法については、 店舗が掲示するQRコードを、ユーザーがスマホアプリで読み取る「ユーザースキャン方式」となっており、1円単位で支払いが可能とのことだ。
あたらしい経済編集部がSBI ホールディングス株式会社コーポレート・コミュニケーション部の担当者に確認をとったところ、大牟田商工会議所に提供される情報プラットフォームには、米R3社開発のエンタープライズ向けブロックチェーン「Corda(コルダ)」を採用したものが提供されているとのことだ。
なお「Corda」は、SBIの子会社であるSBI R3 Japanが国内での販売およびサポートを行っている。
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参考:SBI・大牟田商工会議所
デザイン:一本寿和
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