バイナンス、マンチェスターシティファントークン上場
大手暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンス(Binance)に英国プレミアリーグのサッカークラブであるマンチェスター・シティ(Manchester City FC)の公式ファントークン(CITY)が上場することが11月10日分かった。
CITYは、スポーツやエンターテイメント領域に特化したブロックチェーンベースのファンエンゲージメントプラットフォーム「Socios.com(ソシオスドットコム)」が今年5月に発行した暗号資産だ。
バイナンスが「Socios.com」発行のファントークンを上場したのは、ボラティリティの高いトークンの取引に特化した「イノベーションゾーン」で4月に取り扱いを開始した「FCバルセロナ」の公式ファントークン「BAR」以来、2銘柄目となる。
発表によるとCITYは11月10日8:00(UTC:世界協定時)より取引が開始されるとのこと。取引ペアについてはCITY / BTC、CITY / BNB、CITY / BUSD、およびCITY / USDとなっている。
CITYの入金については取引の準備の為に既に可能となっており、引き出しについては11月11日8:00より開始される。
バイナンスでは先月10月、プロスポーツチームが公式ファントークンを発行するプラットフォーム「バイナンスファントークンプラットフォーム」をローンチし、伊セリエA加盟のサッカークラブであるSSラツィオのファントークン「LAZIO」を発行しており、また今月8日にはポルトガルプロサッカー1部リーグ「プリメイラリーガ」加盟のFCポルトの公式ファントークン発行の予定を発表している。
また「Socios.com」発行のファントークンについては、同プラットフォーム運営元のチリーズと暗号資産デリバティブ取引所FTXの提携により、イタリアセリエA加盟のインテルのファントークン「$INTER」とトルコプロサッカーリーグのスュペル・リグに加盟するガラタサライSKのファントークン「$GAL」などがFTXに上場している。
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参考:バイナンス
デザイン:一本寿和
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