米バックト、イーサリアム対応へ

米バックト、イーサリアム対応へ

米デジタル資産サービス企業バックト(Bakkt Holdings, LLC)が、イーサリアム(ETH)の取り扱いを開始することが11月5日分かった。発表によると、近日中に取り扱い開始となるようだ。

バックトは米インターコンチネンタル取引所(ICE)の子会社で、機関投資家へ暗号資産のカストディサービスやデリバティブ取引を提供している他、企業や消費者へも決済サービスを始めとした暗号資産(仮想通貨)関連のサービスを提供している。なお先月には特別目的買収会社(SPAC)との合併により、ニューヨーク証券取引所(NYSE)に上場している。

バックトではコンシューマー(消費者)向けにデジタル資産を購入、販売、保存、および使用できるようにするデジタル資産プラットフォームを提供しており、同プラットフォームにおいて暗号資産はビットコインのみが取り扱われていた。

発表によると今回のイーサリアム取り扱いは、「暗号資産に関する関心が高まっていることと、アセットとして採用されていること」から行われるとのこと。バックトは9月に「米国消費者暗号資産調査」を行い、回答者のほぼ半数が昨年中に何らかの形で暗号資産を購入したことが明らかになっているという。

関連ニュース

米バックト(Bakkt)、NY証券取引所に上場へ

「Bakkt」がグーグルと提携、バックトカードがGoogle Pay対応へ

参考:バックト
デザイン:一本寿和
images:iStocks/Lidiia-Moor

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

合わせて読みたい記事

【11/1話題】イミュータブルがSECからウェルズ通知、アルゼンチンLABITCONFがサトシの正体明かすと告知など(音声ニュース)

イミュータブルが米SECからウェルズ通知受ける、「IMX」証券性の疑いか、アルゼンチンのカンファレンス「LABITCONF」、サトシ・ナカモトが正体明かすと告知、フランクリン・テンプルトン、「オンチェーン米国政府マネーファンド」をイーサL2「Base」に展開、Crypto[.]comがSEC登録ブローカーディーラー買収、米国ユーザーに株式取引機会提供へ、セキュリタイズ、トークン化資産の管理機能統合の「Securitize Fund Services」立ち上げ、米マイクロストラテジー、「21/21プラン」で420億ドル調達を計画、ビットコイン購入資金で、BIS、中国主導の「中銀デジタル通貨」プロジェクトから離脱、Sui対応の携帯型ゲーム機「SuiPlay0X1」、格闘ゲーム『サムライスピリッツR』リリースへ、ヴィタリック、イーサリアム最後のチェックポイント「ザ・スプラージ」解説、バイナンス共同創業者、「Web3が身近な社会実現目指す」と語る。伝統的金融や規制当局と協力の姿勢も=BBW

Sponsored

アルゼンチンのカンファレンス「LABITCONF」、サトシ・ナカモトが正体明かすと告知(有識者コメントあり)

アルゼンチンで11月1日から開催されるビットコイン(Bitcoin)のカンファレンス「LABITCONF(Latin American Bitcoin & Blockchain Conference)」にて、ビットコインの考案者であるサトシ・ナカモトが自身の正体を明らかにすると、同カンファレンスの公式Xよりプレスリリースが出された

フランクリン・テンプルトン、「オンチェーン米国政府マネーファンド」をイーサL2「Base」に展開

米大手資産運用企業フランクリン・テンプルトン(Franklin Templeton)が、「オンチェーン米国政府マネーファンド(OnChain U.S. Government Money Fund:FOBXX)」をイーサリアム(Ethereum)のレイヤー2(L2)ブロックチェーン「ベース(Base)」上でローンチした。フランクリン・テンプルトンが公式Xにて10月31日発表した