米決済ストライプ取締役に、暗号資産ファンドのパラダイム共同創設者が就任

米決済ストライプ取締役に、パラダイム共同創設者が就任

決済インフラ提供の米ストライプ(Stripe)が、暗号資産ファンドのパラダイム(Paradigm)の共同創設者マット・ファン(Matt Huang)氏を取締役に加えたことを11月5日発表した。

現在、マット氏はパラダイムのマネージング・パートナーを務めている。

これまでマット氏はセコイア・キャピタル(Sequia Capital)のパートナーとしてアーリーステージのベンチャー投資に注力した後、2012年にツイッター社に買収されたホットスポッツ(Hotspots)社の創業者兼CEOを務めた。

またエンジェル投資家として、バイトダンス(ByteDance)やインスタカート(Instacart)などの企業に投資を行なった実績を持つ。

そんなマット氏の視点は、ストライプが立ち上げたばかりの暗号資産専門チーム「stripe Crypto」のプロダクト開発に貢献するだろうと発表されている。

ストライプの共同設立者兼CEOであるパトリック・コリソン(Patrick Collison)氏は、マット氏の取締役就任について次のようにコメントしている。

「マットほど暗号資産について、特に世界中のインターネットビジネスを支援する可能性について、詳しい人はいません。彼が当社の取締役会に加わることをうれしく思います」

そしてマット氏は取締役就任に関して、次のようにツイートしている。

「ストライプは現代の偉大な企業のひとつであり、彼らが暗号資産/Web3にさらなるエネルギーを投入するのを見るのが楽しみです」 

ストライプは10月13日に「stripe Crypto」の創設を発表し、エンジニアとデザイナーの求人情報を公開した。

現在、具体的にどのようなプロダクトが開発されているかは明らかになっていないが、Web3でのペイメントの未来を築き上げることという目標が掲げられている。

参考:ストライプ
デザイン:一本寿和
images:iStocks/4×6・alphaspirit

この記事の著者・インタビューイ

竹田匡宏

兵庫県西宮市出身、早稲田大学人間科学部卒業。
「あたらしい経済」の編集者・記者。

兵庫県西宮市出身、早稲田大学人間科学部卒業。
「あたらしい経済」の編集者・記者。

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