「パルプ・フィクション」のNFTを販売
映画監督・脚本家のクエンティン・タランティーノ氏が、自身の作品『パルプ・フィクション』に関する7つのシーンをNFT化し販売を行うことが11月2日分かった。
『パルプ・フィクション』は1994年のアカデミー賞で7部門にノミネートされ、そのうち脚本賞を受賞した作品だ。カンヌ国際映画祭ではパルム・ドールを受賞し、その他にも多くの賞を獲得している。
同作品のNFTは、NFTマーケットプレイスのオープンシー(OpenSea)にてオークション形式で12月1日まで販売が行われている。
タランティーノ監督へのサポートはプライバシー保護を備えたブロックチェーン「シークレットネットワーク(Secret Network)」の開発を主導するシークレットラボ(SCRTLabs)が行っている。今回のNFT構築にも「シークレットネットワーク」が利用されているとのこと。なお各NFTには単一のコントラクトでNFTとFTの両方が生成できる「ERC-1155(イーサリアムのトークン規格)」が用いられている。
「シークレットネットワーク」を利用することで、NFTの購入者のみが見られる「シークレットコンテンツ」を設定できるとのこと。今回のNFTにも『パルプ・フィクション』の最初の手書き台本やタランティーノ監督の解説動画など、初公開のコンテンツが用意されているとのことだ。
タランティーノ監督は「シークレットネットワークとシークレットNFTは、ファンとアーティストをつなぐ全く新しい世界を提供してくれます」とリリースにてコメントしている。
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参考:Secret Network・Opensea
images:Mauro Fagiani via Reuters Connect