米コインベース、ビットコイン担保による現金貸出サービス開始

米コインベース、ビットコイン担保による現金貸出サービス開始

米ナスダック上場の暗号資産(仮想通貨)取引所コインベース(Coinbase)が、ビットコインを担保に現金を貸出すサービスを開始したことが11月3日分かった。ユーザーはコインベースの口座に保有するビットコインの価値の40%と同程度の現金を最大100万ドル(約1.1億円)借りることが可能となる。

このサービスでは現金の借り入れは信用調査なしで年利8%にて提供されるようだ。また毎月の最低返済額は10ドル(約1,100円)からとなっており、前払い手数料および延滞遅延金も発生しないとのこと。返済期限については借り入れ開始後2年以内となっている。

なおこのサービスの与信枠の利用については米国居住者が対象だ。現在は全50州中、アラスカ、アーカンソー、アリゾナ、カリフォルニア、フロリダ、アイダホ、イリノイ、ノースカロライナ、ネブラスカ、ニューハンプシャー、ニュージャージー、ニューヨーク、オハイオ、オレゴン、テネシー、テキサス、ユタ、バージニア、ワシントン、ワイオミングの20州。

また上記とは別にコネチカット州の居住者に対してのみ、返済期間1年・保有ビットコインの30%・最大10万ドル(約1,100万円)の条件にてサービス対応しているようだ。

なお日本国内においても、ビットコインを担保に現金を貸出すサービスとして、フィンターテックがこれまでに事業者向けに提供していた「デジタルアセット担保ローン」を個人向けに11月4日から提供開始した。この条件は融資額最大5億円、実質年率 4.0%〜8.0%、元利一括返済方式で契約期間は1年となっている。

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参考:コインベース
デザイン:一本寿和
images:iStocks/LongQuattro・dalebor

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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