アバランチ、220億円超のファンド「Blizzard」立ち上げ

アバランチ、220億円超のファンド「Blizzard」立ち上げ

アバランチ財団(Avalanche Foundation)が2億ドル(約220億円)超えるファンド「ブリザード(Blizzard)」をローンチしたことが11月1日分かった。

「ブリザード」は、パブリックブロックチェーン・アバランチ(Avalanche )を利用するプロジェクト構築者などに資金を投じ、エコシステム全体を促進することを目的としているとのこと。主にDeFi(分散型金融)、エンタープライズ向けアプリケーション、NFT、カルチャーアプリケーションの成長分野に焦点を当てているとのことだ。またセキュリティトークンの発行や流動性プロバイダー、自己主権型アイデンティティなど、その他の新たなユースケースをサポートする機会も探していくとしている。

「ブリザード」の投資家には、アバランチを運営するアバランチ財団と開発元のアバラボ(Ava Labs)の他、ポリチェーンキャピタル(Polychain Capital)、スリーアロウズキャピタル(Three Arrows Capital)、ドラゴンフライキャピタル(Dragonfly Capital)、CMSホールディングス(CMS Holdings)、リパブリックキャピタル(Republic Capital)、Rクリプトファンド(R/Crypto Fund)、コラボプラスカレンシー(Collab+Currency)、ルナキャピタル(Lvna Capital)、ファイナリティキャピタルパートナー(Finality Capital Partners)などが参加しているとのこと。

アバランチはDeFi環境の構築やツール開発が行えるプラットフォームとして、2020年9月にメインネットをローンチしている。現在アバランチ上にはテザー(Tether)、スシスワップ(SushiSwap)、チェーンリンク(Chainlink)、サークル(Circle)、ザ・グラフ(The Graph)などの主要なDeFiプロジェクトを含む320以上の分散型金融(DeFi)プロトコルが存在しており、1000以上のバリデータノードがトークンをステークしているとのことだ。

関連ニュース

パブリックブロックチェーン「Avaranche」運営のアバランチ財団、約250億円調達

参考:アバランチ
デザイン:一本寿和
images:iStocks/BadBrother

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

合わせて読みたい記事

【11/15話題】DMM CryptoのSeamoon Protocolが中止、FBIがポリマーケットCEO宅を捜索など(音声ニュース)

DMMのweb3事業「Seamoon Protocol」がプロジェクト中止、フランクリン・テンプルトン、「オンチェーン米国政府マネーファンド」をイーサリアムに展開、FBIが「ポリマーケット」CEO宅を家宅捜索、携帯電話や電子機器を押収、英レボリュート、暗号資産取引プラットフォーム「Revolut X」をEU30カ国に拡大、テザー、幅広い資産のトークン化プラットフォーム「Hadron by Tether」提供開始、コインベースがユートピアラボ買収、「Coinbase Wallet」のオンチェーン決済機能拡充へ、イーサL2「リネア」、ガバナンス分散化に向け非営利団体を設立、LINEA発行へ、イーサリアム研究者、コンセンサス層の再設計で「Beam Chain」提案

Sponsored

イーサL2「リネア」、ガバナンス分散化に向け非営利団体を設立、LINEA発行へ

イーサリアム(Ethereum)レイヤー2(L2)スケーリングソリューション「リネア(Linea)」が、同ネットワークをサポートするスイス拠点の非営利団体「リネアアソシエーション(Linea Association)」の設立と、2025年第1四半期にガバナンストークンLINEAの発行予定を11月13日発表した